*

毎年、1ヶ月たらずで売切れ!「鯨ハリハリ袋」の関東煮(かんとだき/おでん)始まりました!

公開日: 関東煮・おでん, 鯨料理, 季節・旬

11月くらいの1ヶ月限定でやってる関東煮(かんとだき/おでん)があります
始めて数年になりますが、おかげさまで人気があって、用意した材料がなくなっちゃうので、毎年、1ヶ月足らずで売り切れています

そんなアノ関東煮(かんとだき/おでん)が、今年も始まりましたよ!!

さえずり®、コロ!鯨の関東煮(かんとだき/おでん)

鯨は、昔から長い間、日本人は食べてきました
大切なタンパク源のひとつでもありました
そして、その肉を食らうだけでなく、骨や皮、ヒゲ(人間の歯のようなもの)など、余すことなくその命に感謝しながら大切に使ってきました

たこ梅を始めた初代 岡田梅次郎は、「鯨の舌」の独特の味わいに魅せられて、今の たこ梅の関東煮(かんとだき/おでん)が生まれました
ホント不思議なんですが、この「鯨の舌」が入ると、たこ梅の独特の関東煮(かんとだき/おでん)の味わいが生まれます

鯨の舌「さえずり®」の関東煮(かんとだき/おでん)

鯨の舌「さえずり®」の関東煮(かんとだき/おでん)

この鯨の舌ですが、ものによっては、ちょっとチューインガムのような感じで、なかなか噛み切られません
ひたすら、クッチャクッチャしている、、、
その音をシャレっ気たっぷりに「小鳥のさえずりのようや、、、」と見たてて、鯨の舌に「さえずり®」と大きい鯨に河原井らしい名前をつけました
それで、「さえずり®」は、たこ梅の商標にもなっています

鯨というと さえずり®に対するもう一方の雄があります
それが、大阪では、庶民の味として昔から親しまれてきた鯨の皮を脂ぬきした「コロ」です

「鯨のコロ」の関東煮(かんとだき/おでん)

「鯨のコロ」の関東煮(かんとだき/おでん)
(別名:炒り殻)

脂をとった残りなので、コロのことを別名「炒り殻(いりがら)」ともいいます
といっても、まだまだ、、、というよりメッチャ脂が残っています
これが鍋に入ると、関東煮(かんとだき/おでん)の味に深みが増します

大阪では、昔から、このコロと水菜を鰹の出汁でたいたハリハリ鍋も人気です
私も、子どもの頃、、、って、今から40,50年まえですが、冬場、食卓にハリハリ鍋がのぼっていたのを覚えています

ただ、商業捕鯨が禁止となり、庶民の味だった「さえずり®」も「コロ(別名:いりがら)」も、高級食材になってしまいました、、、

「鯨ハリハリ袋」の関東煮(かんとだき/おでん)始めます!

ところで、たこ梅の「さえずり®」も「コロ(別名:いりがら)」も、上の画像のように真四角のキレイな形をしてるでしょ?
もともとは、もっと大きな塊で、四角いわけじゃありません
串に刺すために、きれいに切ってそろえているからです

あたりまえですが、その時に、どうしても、切った「はじっこ」が出てしまいます
さえずり®のはじっこ、コロのはじっこ、、、
いずれも、三角やいびつな形で見た目はかっこ悪いかもしれない、、、
ただ、味は、お店で出してる「さえずり®」も「コロ(別名:いりがら)」と、まったく同じ!!
旨いんです!!

なんか、見た目はイマイチのはじっこだからって捨てる、、、って抵抗があります
味は、いうことないわけだし、、、
それで、「これ、なんとかならんかなぁ?」って思ってて、できたのがコレ!

「鯨ハリハリ袋」の関東煮(かんとだき/おでん)

「鯨ハリハリ袋」の関東煮(かんとだき/おでん)

お揚げさんに、さえずり®、コロの端っこを刻んだものとシャキシャキの水菜(みずな)を詰め込みます!
これを関東煮鍋で、グツグツ煮ると、、、

はい!「鯨ハリハリ袋」の関東煮(かんとだき/おでん)のできあがり!!
つくってみると、これが、メッチャ旨い!!

おかわりされる常連さま!この時期は、お店に来るなり、毎回、「ハリハリの袋!」って注文されるお客さま!も多くいらっしゃる人気者になりました

さえずり®、コロを切ったときにできる端っこをためておいて作るので、毎年、この11月だけの1ヶ月限定です
とは言っても、毎年、用意した「さえずり®」も「コロ(別名:いりがら)」の端っこがなくなっちゃうので、1ヶ月足らずで売り切れてしまっていますが、、、^^;;;

「ハリハリ食べたい!」って思ったアナタ!!
売り切れる前、今週中には、お店の暖簾をくぐて「ハリハリちょーだい!」って、店員さんに声をかけて下さいね
しばらくすると、あつあつの「鯨ハリハリ袋」がやってくるので、ふーふーしながら味わってね!(^o^)v

 

関連記事

ハイゴケの配偶体

山添村の春~灯台躑躅、カシの新芽、ハイゴケの配偶体、シロツメクサの花~

奈良の山添村にスタッフさんと自然農法の畑をやっています 毎月1回、一緒に畑作業に行くのですが、今は

記事を読む

冬だけの丸大根「聖護院大根」です

冬だけの関東煮(かんとだき/おでん)「聖護院大根」、まるまる、太ってきました!

冬しかやってませんが、今の時季の一番人気と言えば、「聖護院大根」の関東煮(かんとだき/おでん)です

記事を読む

「栄螺(さざえ)」の気まぐれ関東煮(かんとだき/おでん)

「気まぐれ関東煮・おでん)」に「気まぐれ酒の肴」も!栄螺(さざえ)に「勢子(せいこ)がに」が、、、(*゚д゚*)

おはようございます 日本一古いおでん屋「たこ梅」で、雑用係と五代目店主をやってる てっちゃんです

記事を読む

2週間ぶりに修理から戻ってきたノートPC

2週間の入院を経てノートPCが復活しました!

8月下旬に、関東煮(かんとだき/おでん)お取り寄せ(通販)の美味しい食べ方が動画を撮影しました

記事を読む

お店に来れないときは、こっちから行きます!「出張おでん屋」キッチンカーのクラファン応援お願いします

キッチンカー出張おでん屋で、豊かな時間を届ける~クラウドファンディング始めます~

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです お客さんは、まだまだ、お店

記事を読む

特製一合檜枡とテンコ盛り定期券

特製枡だけじゃない!てんこ盛り定期券も、、、(*゚д゚*)

新型コロナで休業すること約1カ月半、やっと一昨日の5月19日から再開です こんなに休むのは、昭和2

記事を読む

一合枡に入った「枡アイス」

「枡アイス」はじめました!って「枡アイス」って何???

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 5月も中旬になって、雨

記事を読む

たこ梅の昔の話をインタビューされています

読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」さんに、道頓堀の たこ梅 本店が登場しましたよ!

道頓堀は、昔、ブロードウェイだった!! そんなことをテーマに、読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」さん

記事を読む

食欲の秋!でもスタイルはキープしたい!梅田には、そんなアナタにぴったりのランチがあります!!

秋になると秋刀魚(さんま)、銀杏、松茸、栗、梨、、、そして、新米!! 秋になると美味しいものが、い

記事を読む

春じゃなく、秋が旬の竹の子の関東煮(かんとだき/おでん)、始まりましたよ!

竹の子っていうと、「春やなぁ、、、旨いなぁ、、、」って思いますよね 一般的には、そうだと思います

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

24人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑