*

今年も、古城梅(ごじろうめ)で、梅酒をつけましたよ!あ、来年用ね!!

公開日: 酒・ビール・飲み物

今、たこ梅では、夏だけの飲み物があります

1年床下で寝かした自家製の梅酒です

1年床下で寝かした自家製の梅酒です

それは、自家製の梅酒です

自家製、、、ってことは、自分たちで梅酒をつける!ってことなんです(当たり前ですが、、、)

だから、今年も、そんな時期がやってきました!!

今年も「古城梅(ごじろうめ)」で梅酒をつけます

大阪が梅雨に入るか入らないかの6月上旬、ちょうど、ええ感じに青梅がでてきます
この数年、梅酒に使ってる梅は、和歌山県産の古城梅という大粒の梅です

古城梅、、、「こじょううめ」じゃなくて「ごじろうめ」って読みます

これが、ことしの古城梅です

今年つける梅酒用の和歌山県産の古城(ごじろ)梅

今年つける梅酒用の和歌山県産の古城(ごじろ)梅

ちなみに、どうして「古城梅(ごじろうめ)」という名前になったかというと、、、
なんでも、大正時代後期、田辺市長野の那須政右ヱ門氏が、他所より譲り受けた穂木を接ぎ木した中から生まれた品種だそうで、その那須氏の屋号が「古城(ごじろ)」だったので、そこから古城梅(ごじろうめ)と名付けられたそうです

この古城梅、梅酒をつけるのには、すごくいい梅です!
その理由は、、、

【梅酒に「古城梅(ごじろうめ)」を使う理由】
・大粒なのに種の部分が小さいため果肉が分厚くなり、果汁がたっぷり
・無毛タイプでキレイに洗いやすい
(梅の実には表面にウブ毛があるタイプとないタイプがあります)
・完全な青梅でみためもきれい

自家製梅酒を梅酒造りが始まりました!

さて、今年も、梅酒造りがはじまりました!
まずは、、、

梅酒の瓶が出番待ち!!

梅酒の瓶が出番待ち!!

梅酒をつけるための「瓶(びん)」の準備です
昨年つけて1年間床下で寝かした梅酒は、すべて、4合くらいの瓶に移します
そして、空いた空瓶をきれいに洗浄してかわかす

ここ、きちっとやっておかないと梅酒にカビが生える原因にもなります

今年つける梅酒用の和歌山県産の古城(ごじろ)梅

今年つける梅酒用の和歌山県産の古城(ごじろ)梅

そうして、梅をひとつひとつへたの部分を楊枝でとりのぞき掃除します
この辺の手間がたいへん、、、なんですが、手間を惜しむとおいしい梅酒にならない、、、
梅のみを水洗いして十分に水気を切る!

そうして、来年用の梅酒をつけていきます

ここで、もう一個手間がかかることがあります
通常、梅酒には氷砂糖をつかいますよね?

たこ梅でも、氷砂糖をつかっています
ただ、ひと瓶にいれる氷砂糖を2回にわけていれていきます

だいたい、年によって異なりますが、最初に氷砂糖をいれてから、2週間から1ヶ月の間をあけて2回目の氷砂糖をいれます
そうすることで、砂糖の濃度上昇がゆっくりとなり、つけ梅がシワシワにならずプックリとなります

梅酒なので、つけ梅がプックリでもシワシワでもいいような気もしますが、、、
わたし、子どもの頃から、梅酒の梅のみを食べるのが大好き!!なんです
だから、梅酒の梅の実は、ぷっくりであってほしいのです

だもんで、手間がかかって、1瓶10kg前後ある瓶を2回目の氷砂糖をいれるためだけに床下から取り出して、また、床下に戻す
面倒でも、そうやってます

でもね!
そうすると、、、

錫の焼酎コップにいれた自家製梅酒と梅の実

錫の焼酎コップにいれた自家製梅酒と梅の実

こんな風に、ぷっくりとした梅の実となります
お店では、ご希望いただければ、1杯にひとつ梅のみをいれてます
(これ、サービスなので、梅のみの料金はいただいてませんよ)

通常の梅酒のつけ方より、多めの梅のみをつかってるので、なくなることはまずないと思いますが、万一、梅の実がなかったら、そん時は、、、、、ゴメンナサイ!!<(._.)>

さて、今年つけた梅酒は、来年まで夏すずしく、冬も冷たすぎない床下で、じっくり熟成されます、、、(^o^)

関連記事

吉村大阪府知事は12/29まで外出自粛を要請

大阪府の要請により、21時までの時短営業を12/29まで再々延長します

大阪府は、飲食業への休業・時短要請、府民への不要不急の外出自粛要請の再延長を行いました しかし、ど

記事を読む

恒例のクイズ大会!盛り上がってます!!

酒蔵見学2018「ホンマに旨い酒をくらべ隊」に、たこ梅FUN倶楽部員さんと行ってきました!

先週の土曜日、3月10日は、たこ梅FUN倶楽部の部員さんと西宮にある白鹿さん(辰馬本家酒造)へ、酒蔵

記事を読む

お店の取り組みを「顧客の旅デザインマップ」の視点で観ていきます

6月の店舗面談、お店の取り組みを「顧客の旅デザインマップ」の枠組みで捉え直します

月に1回、下旬に、その月と翌月のお店の運営や取り組みについての面談を店長さん、店長さんが指名するスタ

記事を読む

大粒の南高梅

来年用に、今年も梅酒をつけました!今回は和歌山県産の南高梅をつかいます

6月に入って、昨年つけて、一年間床下で寝かせた自家製の梅酒をお店でだしています 1年床下で寝

記事を読む

「生酒」なので、新米新酒のフレッシュな味わいを楽しめます

月がわりの酒「新米新酒 山田錦 特別純米 生酒」はじめます

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 今月のアレはじまります

記事を読む

ホンマに旨い『酒』をくらべ隊 の隊員募集のお知らせ

大人の遠足「酒蔵見学2018」は3月10日!参加者募集中です!!応募は各店のスタッフさんまで、、、

この数年、夏は吹田のアサヒビール工場に、冬は西宮の白鹿さん(白鹿はブランド名で酒蔵としては「辰馬本家

記事を読む

「ホンマに旨い『生』を見つけ隊」のあとのスタッフのふりかえり会

スタッフさんと「ホンマに旨い『生』を見つけ隊」のふりかえり

研修をしたり、お客さまイベントをしたりすると、その後、かならず「ふりかえり」をすることにしています

記事を読む

10月の限定酒「灘の生一本」です

期間限定!兵庫県産山田錦100%の純米酒「灘の生一本」始まりました!たぶん、1-2週間くらいです、、、

関東煮(かんとだき/おでん)、たこ甘露煮に合うお酒は、これや!! って、飲み比べ、一本(1種類)の

記事を読む

2升5合で「益々繁盛」なお酒です

2升5合で「益々繁盛」なお酒、いただきました!

昔から、商売繁盛の縁起担ぎがあります 1升マス2つ、5合マス1つに小豆などを入れて積み上げます

記事を読む

『氷バケツ冷酒』です

今年も、始まりました!『氷バケツ冷酒』!!

昨年も、人気だったアレが、この夏も、、、 ちょっと、大胆な、、、というか、大ザッパというか、、、

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

23人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑