*

関東煮・おでんの人気の「スジ」!たこ梅は、牛でも豚でもありません!実は、、、

公開日: 関東煮・おでん, 鯨料理

2,3日前から、いきなり寒くなりましたね!
というか、この気温が普通なんでしょうが、今年は、ずーーーっとあったかかったから、、、
こうやって寒くなるとオデン(たこ梅では「関東煮/かんとだき」と言いますが)が恋しくなる
中でも人気なのは、大根や卵と並んで「スジ」ですよね
たこ梅の関東煮(かんとだき/おでん)にも「スジ」があります

たこ梅の関東煮(かんとだき/おでん)の「スジ」は牛でも豚でもありません!

ただ、大阪で一般的な牛スジではありません
じゃあ、豚なの?っていうわけでもない、、、
実は、、、馬(ウマ)!!ってわけでもないんです

本当は、、、『鯨』のスジなんです

あの大きな鯨(くじら)にも、スジがあります
まぁ、考えてみれば、鯨は海にいますけど、立派なほ乳類ですから、牛や豚なんかと同じようにスジがあるんです

鯨のスジを関東煮(かんとだき/おでん)に

ただ、ものすごーーーくかたくてそのままでは到底たべられない、、、
だから、じっくり長時間かけてたいて、やわらかーーくします!
というよりも、やわらかーーーくなるまで、たき続けるんですね

関東煮(かんとだき/おでん)の鯨のスジです

関東煮(かんとだき/おでん)の鯨のスジです

鯨のスジを水からたいて、アクをぬくと同時にある程度柔らかくなるまで、たき続けます
そして、ダシで下だきして味をいれながら、さらに、やわらかく、、、
そのダシにいれたまま、冷まします
この冷めるときにグッ!とダシから味がしみいるんですね
そうして、写真のようにバットにあげて、しっかりと冷まします
これを関東煮鍋で本だきして、お客さまのご注文を聞くとお皿に、、、

鯨の関東煮(かんとだき/おでん)を味わって欲しい!

ところで、この鯨のスジの関東煮(かんとだき/おでん)ですが、たこ梅の中では、比較的新しいタネです
たこ梅では、鯨の舌「さえずり®」、鯨の皮をあぶらぬきした「コロ」の関東煮(かんとだき/おでん)が昔からあります
さえずり®、コロというお肉(かな?)があることもあって、牛、豚を問わずスジはありませんでした
ただ、鯨の商業捕鯨が禁止になって、さえずり®もコロも超高級品になってしまった、、、
もちろん、たこ梅での さえずり®、コロの価格も、仕入れが上がるにつれて高くなる一方!

「鯨の関東煮、旨いんやけどなぁ、、、なんとか、知ってもらわれへんやろか?」
って、思うようになりました
そんなとき、ふと、「鯨もほ乳類、スジあるんとちゃうやろか?」って調べてみると確かにあった!
ただ、やたら堅くて、業者さんに「これ、どうするんでっか?」って、いぶかしげに聞かれたことを覚えています(笑)
まさか、たこ梅の店で出す!とは思わなかったんでしょうね
それから、いろいろ工夫して、いまの関東煮(かんとだき/おでん)の「鯨のスジ」ができたんです
茶色いお肉と白いプニュプニュがあいまって、大人気の関東煮(かんとだき/おでん)になっています

最後にお伝えしておきたいことがあるんですが、、、
鯨のスジの白いところを「脂(あぶら)は、取り過ぎたらいかんから、やめとこう!!」なんてお客さまがいらっしゃいます
この白い部分は、ぜんぶコラーゲンです!
脂身(あぶらみ)じゃ、ありません!!
とっても、身体にいいコラーゲンたっぷりでプニュプニュしてるだけなので、安心して召し上がってくださいね!!

関連記事

文藝春秋2018年3月号です

文藝春秋「目耳口」に、たこ梅の関東煮・おでんのお取り寄せ(通販)を載っけて下さいました!

先週、文藝春秋さんから、郵便が届きました 「うん?なんだろう、、、、」とおもいつつ、開封してみ

記事を読む

淡竹(はちく)の関東煮(かんとだき/おでん)

破竹じゃないよ!「淡竹(はちく)」の関東煮(かんとだき/おでん)始まりました!

季節季節に旬の食材ってあります 昨日の大阪の最高気温は29℃、今日は30℃の真夏日の予想!! な

記事を読む

「松茸(まつたけ)」の関東煮(かんとだき/おでん)です

今年も始まりましたよ!「松茸(まつたけ)」の関東煮(かんとだき/おでん)が、、、

この数日、ちょっと、風も秋めいてきて涼しくなってきたように思います たこ梅の関東煮鍋も、昨日から、

記事を読む

竈門炭治郎くんが見守る「ねぎま」の関東煮(かんとだき/おでん)

「ねぎま」の関東煮(かんとだき/おでん)が始めました!

例年ですが、9月も半ばを過ぎると常連さんに「そろそろ、ちゃうん?」「まだか?」って言われる関東煮(か

記事を読む

土がついたままの淡竹(はちく)

季節の「淡竹(はちく)」関東煮・おでんのお取り寄せは今日までですよ!

日本一古いおでん屋「たこ梅」 の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 今日は、5月21日、

記事を読む

淡竹(はちく)

春だけの淡竹(はちく)の関東煮・おでんのお取り寄せ、あと20人前で終了です

日本一古いおでん屋「たこ梅」の雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 土がついたままの淡竹(

記事を読む

毎日放送(MBS)「Maki's 魔法のレストラン」

今日1/30MBS「魔法のレストラン」に 道頓堀 たこ梅本店が登場するもようです

すいませーーーーん お知らせが、遅くなってしまいましたーーーーーーー!! 毎日放送(MBS

記事を読む

林修のニッポンドリル(フジテレビ系列 水曜日 20:00~21:00)

明日2/6「林修のニッポンドリル」に 道頓堀 たこ梅本店が登場するらしい

この前、MBS「魔法のレストラン」でたこ梅を取り上げて頂いたとき、このブログでのお知らせが、当日の朝

記事を読む

読売新聞 夕刊 2016年9月17日

読売新聞 夕刊「マチタビ」に笑福亭鶴光さんの思い出の店として掲載いただきました!

先日、読売新聞の編集局の方から電話をいただき、道頓堀にある たこ梅 本店で取材を受けることになりまし

記事を読む

コロをたべて、その甘みと旨みにビックリされるリポーターさん!

道頓堀 たこ梅本店が、おはようコールABCの「おきトク」コーナーでオンエアです!

先日、朝日放送の早朝のニュース情報番組「おはようコールABC」さんが、道頓堀にある たこ梅 本店に関

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

25人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑