プロコーチへのスーパービジョンの場が生み出すものは!?CPCCスーパービジョンデー!
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学習・研修&セミナー, 面談・コーチング
スタッフさんのスキルや能力は、もちろん、色んなモノの見方や視点、視座をもってほしい!
そう!成長してほしい
そのためのひとつの方法として、コーチングがあります
たこ梅でのコーチング
たこ梅では、現在、店長さんをのぞく正社員さんと私(てっちゃん)が、コーチングをしています
店長さんとホールのパートさんとは、面談をしています
もちろん、面談でもコーチングのスキルは活用しています
そのコーチングや面談では、クライアントさんであるスタッフさんの課題をどうすればいいか?だけではなく、課題をどうとらえるか?それをとらえている自分はどうなのか?と、基本は、スタッフさん自身にフォーカスしながら、一緒に、取り組んでいきます
プロコーチ資格であるCPCCを取得した理由(わけ)
私(てっちゃん)が、スタッフさんのコーチとなるわけですが、そのために、2012年のゴールデンウィークから、CTIジャパンさんで、コーチングを学び始めました
基礎コース、応用コース、上級コースと100時間の実践コーチングを経て、2013年の年末に、CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)というプロコーチ資格を取得しました
コーチングをするにあたっては、別段、資格はなくても、捕まるとか、法に触れるなんてことはありません
私も、もともとは、プロコーチの資格がほしかったとか、必要だったわけではなかったんです
CTIジャパンさんでコーチングを学んでいくうち、CPCCという資格を取るのって、JIS規格みたいに、最低限のスキルなんかが保証された証に見えてきて、それも無しで、うちのスタッフさんにコーチングするのが、何か、失礼な感じがしたんです
それで、JISマークよろしく、CPCCという検印(?)を押してもらうぐらいのつもりで、実は、CPCCという資格を取得しました
実際、CPCC資格を取得する中では、コース以外に、実践コーチングが100時間以上課されます
そして、最後に筆記試験と口頭試験という実技試験があります
この試験のために、100時間の実践コーチングはもちろん、仲間内で、さらにコーチングのトレーニングをしていました
おかげで、そのときに、コーチングの筋力というか、そんなものが身につく土台が出来たように思います
コースに行っているときと、資格をとってからでは、スタッフさんへのコーチングも「違う」のがわかります
やっぱり、CPCCの資格をとるまで、がんばって、、、というよりトレーニングをしてよかったと思っています
CTIのコーチングと日々のコーチング
CTIジャパンさんでコーチングを学んでいるとき、CPCCを取得してしばらくは、それしか知らない!こともあったし、さらにコーチングの力量をアップしたかったので、練習しては、スタッフさんとのコーチングに臨んでいました
だから、純然たるCTIさんのコーチングである「Co-Activeコーチング」だけをやっていました
そのうちに、U理論をはじめ、他ことも学ぶ中で、私が、「いま、このスタッフさんのためには、これが役立つ!」って思ったら、必ずしも、CTIジャパンさんのCo-Activeコーチングにはこだわらないコーチングをしていました
時には、「コーチングじゃなくて、ここはティーチング、教えるってことをした方がいいと思うけどいいかな?」って、スタッフさんに断りをいれて、教えたり、コンサルティング的に関わることもあります
私は、正直、これでいいんだと今も思っています
ただ、そういうことが多くなってくると、純然たるCo-Activeコーチングではなくなりますよね
あまりいい言い方ではないかもしれませんが、「我流」といえるかもしれません
こういったその場に即応したコーチングをするためには、本来の各々のスキル(Co-Activeコーチングやその他のスキル)がしっかり出来ていることが前提であると思っています
CPCCスーパービジョンは刀を研ぎに出すようなもの!
今回、大阪で、プロコーチ資格であるCPCC取得者を対象とした「CPCCスーパービジョンデー」が開催されることを知りました
ところで、スーパービジョンというのは、もともと、このCPCCという資格をとるためのコースの中で行われるものです
自分がやったコーチングをクライアントさんの許可を取った上で録音して、スーパーバイザーに聞いてもらって、いろいろフィードバックを受けます
今のコースも変わっていないと思いますが、私は、6回、このスーパービジョンを受けました
在り方やスキルに関する項目が書かれた表があって、自分とスーパーバイザーが評価をつけていき、それをつかって、さらなるフィードバックをもらったり、質問から深めたりする時間であり機会です
CPCC資格を取得するコース中では、私にとっては、このスーパービジョンが、最もパワフルでコーチングの筋力アップに貢献してくれたように思います
ただ、正直言うと、評価が、結構、バッサリ!いかれるので、「ちょっと、やだなーーー」って思う気持ちがあったことも事実です ^^;;;
さて、10月15日(土)に開催された「CPCCスーパービジョンデー」では、現役のスーパーバイザーである りょうこさん、ようこさんが、スーパービジョンをしてくれます!
私が、この「CPCCスーパービジョンデー」に参加しようと思ったのは、普段、Co-Activeコーチングだけでなく、使えるものはスキルでもなんでも使うコーチングになっていますが、その後ろには、しっかりとしたCo-Activeコーチングが出来ることが前提だから、、、
ちょうど、武士が刀を使ったら刃こぼれもあるでしょうし、歪みもでるかもしれません
だから、使った刀を研ぎに出す、打ち直しに出すように、CTIジャパンさんで学んだCo-Activeコーチングという刀も、時には、研ぎに出す必要があると考えているからです
それで、「CPCCスーパービジョンデー」に、Co-Activeコーチングという刀を研ぎに出すことにしたんです
やっぱり、この日、参加されていたケイちゃん(高橋啓さん)も、「知らず知らず染み付いた自分の癖や傾向から、立ち戻る!」というようなことを話されていました
CPCCスーパービジョンデーに対して、私が感じているのと同じような感覚をもたれているのだと思います
CPCCスーバービジョンデーへの不安と得られたもの
CPCC取得のための上級コースで最後のスーパービジョンを受けたのが、2013年9月だったと思います
だから、スーパービジョンを受けるのは3年ぶり、、、
コーチングの刃を研ぐため!と思っていても、別の視点では、「評価される、、、」「CPCCを持っていても、ボロボロにひょうかされたらどうしよう、、、」っていう気持ちも湧いてきます
ただ、その瞬間に、何がそういう気持ちを呼び起こしているのか内省してみました
そこには、恥ずかしさ、人目を気にする自分がいます
自分がどうか?ではなく、相手の目にどう映っているか?を大事にしている自分がいるんですね
確かに、そこに立つと、評価されるのって怖いです
そこで、「私は、何のためにコーチングといるのか?」と自分にきいてみました
「スタッフさんの成長をサポートするため!そのために研ぎに出す!」と返ってきます
今度は、この場所に立ってみると、フィードバックシート(評価シート)で、「アカンところっていうのは、そこだけ直せばいいところ!」に見えてしまいます(笑)
こんな感じで、少し、自分を整えてから「CPCCスーパービジョンデー」に臨みました
定員は12名だったんですが、今回の参加者は、スーパーバイザーの りょうこさん、ようこさんをのぞくと4名!
この少人数で、お昼の1時から5時まで、4時間みっちりコーチング、スーパービジョンでのトレーニングです
これって、お互いにコーチングして、スーパービジョンを受けてを何度もできるので、メッチャ、お得です!
らっきーーーー!!(^o^)v
私も、コーチをしたり、生テーマでクライアントになったり、そして、コーチの時は、しっかりスーパービジョンというフィードバックをもらいます
コーチの時も、セルフフィードバックをにつけるんですよ
3年ぶりにスーパービジョンを受けて感じたのは、コーチの自分のセルフフィードバックとスーパーバイザーのフィードバックがおおむね似ている、、、ということは、自分で自分が見えているということですよね
ただ、私が、チェックをつけていなくて、スーパーバイザーがチェックをつけているところがいくつかあります
そこを見ると「なるほどねーーー」ってよくわかりました
特に、りょうこさんが、使うべきところで使ってないよ!って「-(マイナス)」をつけてくれたのが、ひとつあったんです
それは、「クライアントの奥底にある『何か』を感じ取り言葉にする」です
最近、スタッフさんとコーチングや面談をしていて、「あー、ホントはこれを伝えたいんだ、、、」って見えることがあります
それを伝えると、いきなり、相手の表情や見方がかわったりします
かなりパワフルです
りょうこさんが、この「クライアントの奥底にある『何か』を感じ取り言葉にする」項目に「-(マイナス)」をつけてくれたのは、「てっちゃん、今のてっちゃんは、それがわかるんだから、つかってよ!!ね!!」っていう応援の気持ちがあるのがわかったし、そこに意識を向けることが、さらに私のコーチングや見る力をパワーアップしてくれるんだって思います
そして、このCPCCスーパービジョンデーでは、スーパービジョンだけでなく、その中で、自分がさらにパワーアップしたいところ、深めたいところを出し合い、メンバー全員が対話をする中で「こういうことかぁ、、、」というのを各々がみつけていきます
「行動と学習」がもたらすものとは?
この時間くらいになると、場の雰囲気が、力がある静寂さにつつまれています
明らかに場が変わっていました
そんな中で、参加者のひとりであるニックネーム みろくさんの気づきに私も、なるほど!って思ったことがあります
それは、Co-Activeコーチングの「資質」と呼ばれるものの中に「行動と学習」という項目があります
「行動と学習」は基本的には、行動してそこから学習する、そして、また行動し学習する、、、ということです
今回、この「行動と学習」では別の側面を見ることが出来ました
それは、「行動と学習」においては、行動することで「気づき」それを「学び」にかえる学習をするというものです
システム思考の基本として、よく氷山モデルというのが登場します
これを使って、今の “行動することで「気づき」それを「学び」にかえる学習をする” というのを考えてみますね
クライアントさんがもってくる課題やテーマは、たいがい、何かの出来事です
クライアントさんには、色んな出来事があり、その中のたったひとつの出来事をコーチングにもってきます
このとき、その出来事から「気づき」、そして、それから「学び」が生まれたとすると、、、
その「学び」は、クライアントさんに起こる他のいくつかの出来事でも使えます
というのは、氷山モデルで考えると、クライアントさんの課題やテーマである出来事は、実は、同じパターンであることが多いんです
だから、その中のひとつの出来事の「学び」も、出来事は違っても同じパターンで繰り返されているので、そのすべてでつかえる「学び」なわけです
言い換えるとコーチングでクライアントさんが掴む「学び」は、氷山モデルの構造やメンタルモデル(意識・無意識の前提)領域にあります
ここで変わると、一番、表目的で普段目にしている出来事・行動の多くに影響を与える、変化を起こすということです
これが、Co-Activeコーチングでいう「本質的な変化を呼び起こす」ことのひとつの側面なのではないかなぁ、、、って、いま、このブログを書きながら、(いまさらですが ^^;;;)気づきました
その学びが「構造」レベルでもスゴイですが、さらに深い「意識・無意識の前提」であるメンタルモデルや行動論理のところであれば、一気に、クライアントさんが変容しても不思議でないパワーを生み出します
CPCCであるコーチばかりでのスーバービジョンの場が生み出すもの
今回、スーパービジョンを受けるのが、すべてCPCCのコーチだけ!CPCCを取得しているコーチ限定なわけです
これが、ものすごーーーく意味深いことだと感じました
まず、すごいなー!と思ったのが、スーパーバーザーからフィードバックを受けるのですが、その「受け取る力(チカラ)」がものすごい!!
だから、そこから、生まれる「学び」がハンパないんですね
さらに、スーパービジョンで、自分のコーチングの力をアップしたり、歪みを直したりはもちろんなんですが、、、
それ以上に、そんなCPCCコーチばかりの集まりのためか場の深まりが早い!
当然、各々の参加者であるコーチが気づくことが深く、その中での対話から生まれるもの、、、というか生み出されるものが、深いというか暖かいというか、、、
不思議です(笑)
私も、CPCCを取得する3年前のコース中のスーパービジョンでは、ありえなかった深さでの気づきや学びを持ち帰ることが出来ました
コース中と今回のスーパービジョンの何が、この違いをもたらしたのか?
気になるので、もうちょっと、考えてみました
コース中のスーパービジョンは、自分とスーパーバイザーの1対1の2人だけ、、、
今回は、スーパーバイザー2人、CPCCコーチ4人の多対多です
この多対多のコミュニケーションネットワーク、システムから生じる場、そこから生み出される学びは、通常とは違うのだろうと思います
システムの力(チカラ)、関係性の力(チカラ)が、如実に発揮される場なのではないか?というのが私の仮説です
また、今後も、CPCC限定のスーパービジョンデー、どんどん、参加していこう!って思います
だって、単なるスーパービジョンで終わらない!スーパービジョンを超えた場にアクセスできるんですから!!
今日も、楽しく、頑張るぞーーーーー!!(^o^)v
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