今年も、床下で1年寝かせた自家製梅酒はじめます
目次
今年も始めますよ
だって、6月ですもの、、、
床下で1年間寝かせた自家製梅酒はじめます
おばあちゃんの教えを守った梅酒です
わたしが子供の頃、もう、50年ほど前になりますけど、おばあちゃんが毎年梅酒をつけてました
このおばあちゃんの梅酒が大好きでした
この人が、わたしのおばあちゃんの たこ梅の三代目女将「岡田ウメ」です
ハイカラな女性(ひと)で、この写真も、当時のハワイで撮ったんだとか、、、
なんで、おばあちゃんの梅酒がおいしかったかとうと、、
それは、
「梅はケチケチしたらあかん!パーッといっぱいつかうんやで!!」
そう言って、果汁の多い大粒の梅を通常よりたくさん使う
そうすると梅のエキスがいっぱい出てきて美味しくなるんです
床下で1年間寝かせた自家製梅酒を解禁します
毎年、おばあちゃんの教え通りに梅酒をつけてます
まぁ、自分なりに梅を南高梅をつかったり古城(ごじろ)をつかったり、氷砂糖の量を少し増やしたり減らしたり工夫はしてます
ただ、基本は、おばあちゃんに教わったまんまのやり方を守ってます
今年の梅酒は、和歌山で取れた古城(ごじろ)梅という大粒の梅をつかった梅酒
和歌山の古城梅は身の表面が無毛でツルツルなので、細かい毛が混じったりせずカビや雑菌の心配も少ないし、雑味も出にくくい
それに大粒品種なので、梅の果汁がたっぷり出てくる
それで、この古城梅で梅酒をつけました
古城梅(ごじろうめ)の名前の由来
この古城梅(ごじろうめ)の名前の由来をちょとお話居ます
大正時代後期に和歌山県 田辺市長野の那須政右ヱ門さんが譲り受けた梅の穂木を接ぎ木した中から生まれたんだそうです
いわゆる枝変わりというタイプだと思います
そして、この那須さんの家の屋号が古城(ごじろ)だったので、古城梅(ごじろうめ)と名付けられたんだそうです
でもなんで、古城とかいて「こじょう」ではなく「ごじろ」と読むのかはいまだ不明、、、
ご存知の方、コメント、メール待ってます!
温度変化の少ない床下で1年寝かせる自家製梅酒
和歌山でとれた大粒品種の古城(ごじろ)梅をたっぷりつかい、あとは、焼酎(ホワイトリカー)と氷砂糖だけでつけます
大粒の梅をつかうと、梅の果汁がたーーーっぷりとでて、さらに、美味しい梅酒になっていきます
いい梅をタップリ使うのが大切ですが、もうひとつ重要なことがあります
思い返すと、おばあちゃん、夏は涼しく冬は凍てつく寒さから守られてる床下で梅酒を寝かせてました
そう、いい梅をタップリに加えて大切なのは、冷暗所でじっくりねかせること!
それで、仕込み場をやり直したとき、梅酒専用にたたみ1畳はある床下収納をつくったんです
梅酒をつけるために、そういう専用スペースをつくったのです
その年間を通して温度変化少なく冷んやりとした床下で、梅酒を1年間、じっくりと寝かせ熟成を待ちます
今年も、そんな床下で1年間熟成した自家製の梅酒ができあがりました!!
毎年、だいたい2ヶ月前後でなくなります
「梅酒、好き!!」って方は、今日、明日にでもお店の暖簾をくぐって
「梅酒!」
って、お店のスタッフさんに注文して下さいね!
梅の実のサービスもおいしい!
子どもの頃から、私、おばあちゃんの梅酒がすきでしたが、とりわけ、梅酒の梅の実が大好き
それも、しわしわで高くなった梅の実ではなく、プックリと丸くふくらんだ梅の実が大好きでした
よくシワクチャになってる梅酒の梅の実がありますよね
あれは、梅の実、ホワイトリカーと一緒に梅酒の氷砂糖を一気に入れると、一気にとけて糖度が上がりすぎ、浸透圧の関係で、梅の実から水分が吸い出されてしまうからなんです
だから、梅の実もぷっくりと美味しくなるように、うちでは、ちょっと手間はかかっても、次の2つのことをやってます
【梅酒の梅の実をプックリとさせるコツ】
・氷砂糖は出来るだけ大粒のものを使う(ゆっくり溶けてもらうため)
・氷砂糖は、2週間から1ヶ月あけて2回に分けて投入する(ホワイトリカーの糖度上昇をゆっくりにするため)
そうやってつけると、この写真のようなプックリふくらんだ梅の実になります
うちは、梅酒をつけるとき梅をたっぷり使うので、梅の実もたくさんあります
ご希望で、お店で梅酒をご注文の時、梅の実も入れさせていただいてます
もちろん、サービスなので追加料金なんてありませんから気軽に梅の実も楽しんでください
「梅の実、大好き!」「梅の実も食べたい!!」って方は、梅酒をご注文のときに
「梅酒に梅の実も!」
って言って下さいね!
ただ、梅の実にも、さすがに限りがあるので、出払っちゃったら、そんときはゴメンナサイ!!<(_ _)>
さぁ、今年も美味しい自家製梅酒、楽しんでね!
最新記事 by たこ梅 五代目店主 てっちゃん (全て見る)
- 春の味わい「ふき」「竹の子」の関東煮(おでん)始まりました - 2024年4月10日
- 奄美大島で一番小さな黒糖焼酎蔵「富田酒造場」さんに行ってきました - 2024年4月4日
- 酒蔵見学2024、FUN倶楽部員さんと楽しく開催できました!! - 2024年3月14日
関連記事
-
歴史ある長浜、木之本の食文化は面白い!!
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 長浜・木之本(滋賀県)とご
-
アサヒスーパードライが36年目でフルリニューアル!!
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 1月6日、アサヒスーパ
-
期間限定!『灘の生一本』はじめます
今年も、はじめます 毎年、このお酒、2週間くらいでなくなっちゃいます 限定酒「灘の生一本」始めま
-
今年も新酒の酒粕が届きました!12月1日からのプレゼント準備にはいります!!
昨日、エエかおりするアレ!届きましたよ そう、12月からのアレが、、、 新酒の酒粕が届きました!
-
店主の知らない関東煮・おでんどころか、、、「台風の時だけ」も、、、
世の中には、知らない世界、、、があるといいます、、、 でも、たこ梅には、五代目店主(てっちゃん)の
-
店主の知らない関東煮・おでん!ルビー?いや、これは「ミニトマト」やーーー!?
世の中には、知らない世界、、、があるといいます、、、 でも、たこ梅には、五代目店主(てっちゃん)の
-
和歌山県産の大粒梅「古城(ごじろ)」で、来年用の梅酒を仕込みました!!
今年も、お店では、自家製梅酒を6月1日からお客さまにご提供しています 1年床下で寝かした自家
-
冬の瓜でも夏が旬!「冬瓜(とうがん)」の関東煮(おでん)はじめます
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 冬の瓜でも夏が旬!「冬瓜(
-
「牡丹牡蠣」の関東煮(かんとだき/おでん)始まりました
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 今年は、ちょっとスター
-
牡丹牡蠣の関東煮(かんとだき/おでん)始まりました!
以前は、毎年、12月中旬か下旬頃には始まってたんです それが数年くらい前から、年越しするようになっ