行動探求(アクション・インクワイアリー)セッションの目的とは?
公開日:
行動探求・メンタルモデル, 成長・発達, 面談・コーチング
2年半前からスタッフさんと始めたのが行動探求(アクション・インクワイアリー)のセッションです
毎月1回、やっています
何を、どうやっているのかというと、、、
行動探求(アクション・インクワイアリー)とは
成人発達理論の大家ビル・トルバート博士が開発された「行動探求(Action Inquriy)」というテクノロジーがあります
自分にとって不愉快であったり不都合な出来事って、大小を問わずいろいろありますよね
そんな出来事をふりかえり、そこから、自分の中にどういう「枠組み(意識・無意識の前提/メンタルモデル)」があるかを探求していきます
実際にどうやっているかというと、スタッフさんが不愉快、不都合に感じた出来事について、その状況、様子を会話形式で書き出します
それを「学習経路の6グリッド」(われわれは、単に「難しい会話のマトリックス」と呼んでいます)というフォーマットにしたがって、ふりかえり、探求していきます
われわれが、通常行っているのはここまでです
ただ、ビル・トルバート博士のワークショップで教わった行動探求(アクション・インクワイアリー)では、そのあと、難しい会話のマトリックスできづいた、望ましい結果へ向かう行動をロールプレイングで体験し、さらに探求を深め、そして、実際に現実世界で行動していくというのがあります
11月も行動探求が始まりました
今月も、行動探求(アクション・インクワイアリー)のセッションがスタートしました
現在は、正社員さん、ホールパートスタッフさんが対象となっていて、ひとりずつ、この行動探求(アクション・インクワイアリー)を行っていきます
この日は、7人のスタッフさんと行動探求(アクション・インクワイアリー)のセッションを行いました
翌日は、5人のスタッフさんと、、、
実際に何をやっているのかというと、スタッフさんが書いてきた不愉快、不都合な出来事のときの会話のシートをもとに、「学習経路の6グリッド」(難しい会話のマトリックス)を作成していきます
正社員さんは、パートスタッフさんより半年早くスタートしているのもあって、お互いに行動探求して、「学習経路の6グリッド」(難しい会話のマトリックス)まで作成して、これも持ってきてくれます
そして、今一度、一緒に行動探求することで、より深く「学習経路の6グリッド」(難しい会話のマトリックス)を仕上げていきます
パートスタッフさんは、不愉快、不都合な出来事のときの会話のシートだけを持ってきてもらって、一緒に「学習経路の6グリッド」(難しい会話のマトリックス)を作成していくのです
これをやると何が起こるのか?
ほぼ、全員、毎回、必ず起こるのは、不愉快、不都合な出来事があって、イライラがあったりモヤモヤしていたりしますが、それが「あーー、本当は、そういうことだったのか、、、」と分かって(自己理解できて)スッキリします
さらに、自分のもつ「無意識の前提」(メンタルモデル)がわかり、普段、それが発動するのに気づくようになってきます
そうすると、その「無意識の前提」(メンタルモデル)が働いて、これまで反応的に行動していたのが、例えば、「あ、また発動してる、、、」と気づくことで一息つけたり、場合によっては「ちょっと、待てよ、、、」とその場でふりかえって違う行動、つまり、違う未来を創ることができるようにもなってきます
行動探求(アクション・インクワイアリー)の目的
われわれが、この行動探求(アクション・インクワイアリー)をつづけている目的ですが、これを繰り返すことで、だんだん、自分の中のさまざまな「無意識の前提」(メンタルモデル)~無意識の前提は無数に存在します~に気付き、これを自分で取り扱えるようになってきます
そうすると、別の角度で見ると何が起こっていくのか、、、というと、それが、成人における「発達」です
出来事、さらには、世界の捉え方が変わっていくのです
そして、表面的でなく、その出来事の本質を捉えられるようになります
こうなってくると、例えば、いわゆる仕事で「問題」が起こっても単に問題に反応的に対処するのではなく、「その問題はどこから来ているのか?」「その本質は何なのか?」に意識が向いて、より根本的なところに向き合い、取り組むことができるようになっていきます
これからも、スタッフさんと一緒に、行動探求(アクション・インクワイアリー)に取り組んで行きます
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