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節分は年4回ある?始まりは追儺式?恵方巻きの正しい食べ方は?

公開日: 季節・旬, つれづれに

おはようございます
今日、2月3日は、節分ですね
ところで、節分自体は、年4回あるってご存じでした?

節分は季節の分かれ目のこと

「節分」とは本来、季節の分かれ目を意味し、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指します
今では太陽暦(グレゴリオ歴)ですが、太陰太陽暦(太陰暦・旧暦)では、新春が年の始まりでした
例えば、赤穂浪士の討ち入りは、「元禄15年12月14日(旧暦)」で、12月14日は、今でも、テレビで四十七士のドラマや番組が放映されます
実は、旧暦の「元禄15年12月14日」をグレゴリオ歴に直すと、1703年1月30日となって、ちょうど今時分、節分の直前くらいとなります
だから、一番寒い時期で、討ち入りの日にしんしんと雪が降っていたのも、もっともですね

さて、今のように、「節分」が立春の前日を意味するようになったのは、おおむね、江戸時代以降になってから、、、
ただ、いまでも、お正月のテレビの特番などを「新春特番」といいますし、お正月の準備を「迎春準備」などともいいます
これは、旧暦では、立春から新しい年、新年とされていた名残ですね

節分は、2月3日とは限りません

節分は、立春の前日です
ところで、立春はどうやって決めているか?
立春は、太陽の角度が315度になる日と決められています
地球の自転や公転軌道の関係で、毎年少しずれます
だから、今年のような閏年もあるわけですが、、、
今年(2016年)も含めて、節分の多くは2月3日ですが、例えば、2025年、2029年、2033年などは2月2日が立春です

節分に豆まきするのは?

節分になると「鬼は外、福は内」って豆まきしますよね?
これは、もともと、宮中でおこなわれていた「追儺式(ついなしき)」が始まりです
この追儺式の追儺(ついな)とは、旧暦の大晦日に平安時代の初期より宮中で行われている鬼払いの儀式で「鬼やらい(鬼遣らい・鬼儺とも書く)」、「儺やらい(なやらい)」ともいわれています
この日は、鬼を追う役目を負った4つの目を持つ面を被った方相氏(ほうそうし)とそれにつきそう侲子(しんし)が20人ほどで、かけ声を掛けながら大内裏をまわっていきます

4つの目を持つ方相氏(ほうそうし)とその脇をかためる侲子(しんし)による追儺式の様子

4つの目を持つ方相氏(ほうそうし)とその脇をかためる侲子(しんし)による追儺式の様子

ですので、この画像の先頭は、鬼を追う役割を負った方相氏(ほうそうし)で、決して、鬼ではありません
平安の頃は、立春から新年が始まるとされていたので、大晦日の日にこの「追儺式(ついなしき)」が行われていました

「鬼は外、福は内」の豆まき

「鬼は外、福は内」の豆まき

これが、民間にひろまり、庶民の間で親しまれている「鬼は外、福は内」の節分の豆まきになったそうです

節分の「恵方巻」丸かぶりは、いつから、どうして始まったのか?

ところで、「恵方巻き」と呼ばれる海苔巻きを丸かぶりするのが、全国的に広まっていますよね!
じつは、これ、もともと大阪の船場の一部で行われていただけの風習です
花街で、節分にその年の恵方を向いて縁起を担いで海苔巻きをたべていた、、、とか、旦那衆と芸妓さんの色っぽい遊びだったとか、、、
いろいろ言われますが、どうも、節分の海苔巻きの丸かぶりは、大阪の船場あたりの花街が発祥であることは間違いないようです

節分に食べると縁起がいいとされる「恵方巻き」

節分に食べると縁起がいいとされる「恵方巻き」

それを商売っ気たっぷりの大阪商人が、ビジネスに活用!
戦前には、大阪鮓商組合が「節分の日に丸かぶり ~この流行は古くから花柳界にもてはやされていました。恵方に向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」というチラシを作ってまいていました
また、海苔巻きに欠かせない海苔を扱う大阪海苔問屋協同組合が、昭和40年代頃には「節分の夜、恵方に向かって無言で家族揃って巻き寿司を丸かぶりすると必ず幸福が回ってくる…と昔から言い伝えられています」というチラシをやっぱり作って配布しています
そして、決定的にこの恵方巻きが全国に広まったキッカケと言われているのが、1977年に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀でおこなった「海苔祭り」という街頭でのPRイベントです
これが、マスコミに取り上げられ、全国的なニュースになり、さらにコンビニで扱われるようになって、節分の日に恵方巻き(海苔巻き)を丸かぶりするというのが広り、今日に至ります

恵方巻きの正しい食べ方

今日は節分なので、恵方巻きを食べら方も多いことと思います
それでは、どうやって恵方巻きを食べたらいいのか?
その正しい食べ方をご紹介しておきます

1)海苔巻きの太巻きを1本用意する
いろいろ縁起を担ぐので、七福神の力にあやかれるように7種類の具材を使った太巻きの海苔巻きがグッド!
縁を切ってはならないので、海苔巻きを切る!なんてことは厳禁です

2)その年の恵方を向く
恵方とは、その年の歳徳神(としとくじん/年神様の別称)がいらっしゃる方角のことです
この恵方は十干に基づき、東北東、西南西、南南東、北北西の4つの方角を5年周期で一巡します
今年、2016年の恵方は、「南南東」です。

3)願いごとをして、声を発することなく、黙って食べる
しゃべる、声をだすと運気が逃げる!ので、声を出す、話すと願い事がかないません
かならず、逃げてしまうので、食べ終わるまでは絶対に口をきいてはいけません。

さて、今年の恵方は、「南南東」です
今日は、美味しい海苔巻き・恵方巻きを、「南南東」にむいて丸かぶりして、でっかい福を引き寄せて下さいね!!(^o^)v

 

 

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業170年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』五代目 てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、家では、ヤドカリ、カブトムシやクワガタのお世話をする「生きもの係」やってます

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?











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