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怒りで始まった打合せが、笑顔で未来に向かう『場』になった理由(わけ)とは?

この前、たこ梅の取引先さんと各店のスタッフさんとで、近々に行うお客さまイベントの打合せをすることになっていました
その時に起こったことです

怒りで始まった打合せ、、、

その日、道頓堀の本店からは安藤さんが、ホワイティうめだ(地下街)からはお昼の営業の合間を縫って田口さんが、新梅田食道街の北店と分店からは仕込みのやりくりをして峯松さんと髙羽さん、そして、和本店長が時間通りに来てくれました
ただ、時間になっても取引先のご担当者さんがいらっしゃらない
交通事情で遅れてるのかなぁ?と思いながら、私が電話をかけると、、、
「打合せ、今日でしたよね!急な会議がはいって、、、予定表には書いてあったんですが、、、」
正直、「え゛???」って思いました
打合せがあるのわかってたのに来ない?
事情があったとして来られないなら、電話の一本もできるだろうし、別の社員さんに代理で行ってもらう可能性もあるんじゃない?

その電話を受けながら、
「急ぎで大事な会議があって来られないとして、連絡はできませんでしたか?
どなたか、他の社員さんにお願いして来てもらうこともありえるんじゃないですか?
今日の打合せは、前回、みんなのスケジュールがタイトな中で決めたこともご存じですよね」
のようなことを伝えました
相手のご担当者さんは、「すみません、急な会議で、、、」を繰り返すだけ

私は、ついつい、、、
「『すみません』と言って欲しいのではありません!
今日の打合せでは、話を○○さんに聞いてもらって、その場で不明な点は尋ねて欲しいし、決めないといけないこともあるし、会社に持ち帰ってお返事いただかないこともある
イベントまで、時間が無いのもご存じですよね!!
私は、御社の会議は非常に重要な会議で、うち(たこ梅)との打合せは、まぁ、たいしたことないものだ、、、と軽んじられている、見くびられている感じがして、怒りと同時に残念な気持ちでいっぱいです
それから、集まってくれたスタッフさんとこの貴重な時間をどうすればいいのか、すごくとまどってます!!」
実際には、さらに慇懃に相手である取引先のご担当者さんをなじるような表現を使っていたと思います
それでも、相手は、「そんなつもりじゃ、、、すみません、、、」ばかりで、どうするか、今、何が出来るかも一切出てこない
私も、イラついて「今から、うちのメンバーだけで、打合せをして、イベントのスケジュールや準備、課題のリストを作って送るので、社内で検討して早急に連絡ください!!」とつっけんどんにぶつけて、電話を切ってしまいました

でも、これから、うちのスタッフさんたちと、リストを作る打合せをしなければなりません
この段階では、スタッフさんは、取引先のご担当者さんが来ないことを知りません
ちゃんとした打合せになるんだろうか、、、

怒りから笑顔で未来に向かう『場』が出現

お店に集まったスタッフさんに声をかけて、喫茶店に移動します
さて、どっから、はなすかなぁ、、、って、憂鬱になります
正直に話すと、きっと、怒ったり落胆したり戸惑ったりするんだろうなぁ、、、そんな思いにつつまれました
それでも、スタッフさんには正直に話そう!わかんないけど、きっと、うまくいく!スタッフさんと自分を信じよう!
根拠はありませんでしたが、その時、そう思ったんです

それで、、、
「正直に話しますね、、、」と、取引先さんが急な会議で来られないこと、先方からは連絡が無かったこと、私が電話で取引先さんに話したことを伝えました
さらに、、、
「私は、急な会議が入ることもあるし、さらに、大事なことが起こることもあると思います
連絡してくれたり、だれかをかわりによこしてくれることも出来たんじゃないかと思うと、正直、怒る気持ち、軽く見られたような残念で悲しくなります
これを聞いて、どう思いますか?」
と、その時に起こったことと、ありのままの自分の気持ち伝え、ひとりいとりに、どう感じているか?どう思っているか?を聞きました

「馬鹿にされたように思う!」
「腹が立ちます!!」
「ええ大人が、電話一本でけへんてなんやねん!」
「いったい、どうなってんねん!ありえませんわ」など、、、
スタッフさんは、自分の気持ちを素直に語ってくれました
そこからは、怒りや悲しみ、くやしさが、私に伝わってきました
同時に、メンバーの気持ちを聞いていると、3人目くらいのとき、ふと、こんな問いが浮かびました
「(私は)本当は、これから、どんな打合せにしたいんやろ?」
そして、次の瞬間、
「取引先さんがけーへん(来ない)ことばっかり見てた!違うやろ!イベントはお客さんのためにやるんや!今は、お客さんの笑顔を見るイベントを創る時間なんや!」
そんな思い、考えが、うわぁ~っとお腹のあたりから湧いてきました
そしたら、急に、楽しくなって、自分が笑顔になるのがわかって、これを目の前のひとりひとりに伝えたくなってたまりません
ただ、順番に自分の思いを話してくれているメンバーさん全員の話が終わるまで、言いたいのをちょっと我慢しながら(笑)、聞いてました
全員の話、気持ちを聞ききったあと、ひと呼吸おいて、いま自分に湧いてきたことを伝えます

「みんな、正直に、今の気持ちを話してくれてありがとう!
みんなの話を聞く中で気づいたんやけど、われわれは、何のためにここにいるんやろ?
取引先さんのためか?
私は、お客さんの喜んでもうて笑顔になってもらうイベントを創るためにここにいてるんや!って思う
我々とのイベントをホンマに楽しみにしてくれはる たこ梅の大事な大事なお客さんのためや!ってわかった
今からの時間をお客さんに喜んでもらうイベントを創るために使わへんか?
どう思う?」
そう言って、スタッフさんの顔をゆっくり見回していくと、「あっ、、、」とか「あぁーーー」というような、それまでとは異なる表情になっているのが見て取れました
次の瞬間、和本店長が「うん!」という表情に切り替わって「さぁ、やりましょ!!」って一番に声を上げてくれました

打合せ中に「写真撮るよ!」っていったら思い思いに顔を作ってくれました

打合せ中に「写真撮るよ!」っていったら思い思いに顔を作ってくれました(笑)

なんか、嬉しかった!
さらに、「みんな、どうや?どう思う?」とひとりひとり、全員に聞いていきました
「お客さんのためにやりましょ!」
「そう思います!」
「そうですよね!やりましょ!!」
そんな声がつぎつぎに出て、その時には、怒りやくやしさ、悲しさの表情はどっかへいって、笑顔だったり、強い意志を感じる顔がそこにあったんです
なんか、この『場』が変わった、、、って、直感的に感じました
怒りと悲しみの場から、笑顔で未来に向かう場にチェンジしていました
『場』が、変わった、シフトした瞬間でした!
私が、何か意図的にしたわけではありません
チェンジした場を創ろうとも思っていませんでした
ただ、そんな場が出現したんです
正直なところ、何でこんなに『場』がシフトしたのか、今もってわかっていません、、、

そして、この後は、お客さまイベントでの課題や準備、おもしろいアイデアなどが、つぎつぎに出てきます
当初、1時間を予定していましたが、場が転換してから実際に使えた時間は40分たらず、、、
にもかかわらず、時間を少し残して、すべて出し切れました!!

『場』をつくるのって『人』!

怒り、悔しさ、悲しみで始まった『場』が、大きく転換して、創造的な『場』が出現しました
これもすべて、本当に信じられるメンバーさん(スタッフさん)だから、、、
そう、「何がおきても、大丈夫!!」、そんな人たちと一緒だからです!
素晴らしいメンバー(スタッフさん)に恵まれたことに感謝です

そして、このうちあわせの後、1時間くらいして、この日いらっしゃれなかった取引先のご担当者さんに電話をいれました
その時、
「さっきは、いらっしゃらなかったことを強く責めたと思います
その時、私には、怒り、悔しさ、残念な感じがありました
いま、その気持ちはありません
今日の打合せも、イベントを喜んでくれはる大事なお客さまのためのもんや!ってわかったんです
そしたら、怒りも、そんなものどっかいきました
今日の打合せの内容をまとめて、明日には、メールします
それをご覧いただいて、ええイベントにするため、社内で検討してもうて、正直に返して下さい
一緒に、ええもんにしましょ!
よろしく、お願いします!!」
そんなことを伝えました

取引先のご担当者さんにも、きっと、伝わったと思いますが、内容はもとより、それ以上に、打合せの時間にいらっしゃらなかった時の電話とこの電話では、私の声やトーンが、明るくて軽くて、別人のように違うことを感じてもらえたと思います
そう、ぜんぜん違う私が、そこにいたことを感じてもらえたんじゃないでしょうか

今回、スタートは、「え゛???」っていうことから始まりましたが、その「え゛???」の出所から逃げずに、そこに踏みとどまった結果、『場』がシフトし、違う未来が出現し、さらに、取引さきのご担当者さんにも、まったく異なる自分で向き合うことが出来た!
そんな『場』を一緒につくってくれた!こんな体験をもたらしてくれた!うちのスタッフさんが、うちにいてくれたことに感謝がたえません
こういうことが積み重なって、「たこ梅」が百年後にもある!ための『学習する組織』に近づいていくんだと思います
ありがとうございます!!

>たこ梅のスタッフのみなさん
取引先さんとも一緒に、めっちゃええイベントを創りましょうね!!
よろしく、お願いします!!

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業170年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』五代目 てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、家では、ヤドカリ、カブトムシやクワガタのお世話をする「生きもの係」やってます

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?











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