11月の店長会議~ひとつひとつの仕組みが、実は、しっかり繋がっている!!~
先週、たこ梅の店長さん、スタッフのリーダークラスのスタッフさんが集まる「店長会議」でした
メインの議題は、10月に行った「行動時間調査」をふりかえり、そこからネクストステップへつなげることです
「行動時間調査」とは?
仕事の時間は、いろんなことに使われます
例えば、たこ梅も含め、飲食業だと、仕込み・調理、社内業務、清掃、休憩、接客、客待ち(待機)、移動などの時間です
たこ梅の場合、もうひとつ設定している時間があります
それが、「お客さま創り時間」です
「お客さま創り時間」とは、POPや看板、ブログやFBを書いたり、お客さまへのお手紙やハガキを書く、イベントを考えるなどの時間です
つまり、お客さまに、喜んで頂いて、選ばれるための動機付けや関係性を深める、そのための仕組みを考える時間のことです
たこ梅も含め飲食店が営業を続けられるのは、商品やサービスの対価としてお金を頂戴する、、、言い換えると売上が立つからです
いろんな時間を売上を生み出す力で比べると、こんな感じになると思います
【売上を生み出す力での仕事時間の比較】
接客、お客さま創り > 仕込み・調理 >社内業務、清掃 > 休憩 > 待機、移動
接客時間のベースとなる営業時間は、そんなに伸ばすわけにはいきません(働くスタッフさんが疲れちゃいますからね)
そうなると、もし、質を落とすことなく、仕込みや調理の時間を短縮できたら、社内業務や清掃も短縮できたら、移動時間を減らせたら、、、
さらに、こうやって減らせた時間を「お客さま創り時間」に当てられたとしたら、待機時間が「お客さま創り時間」に化けたとしたら!!
きっと、よりお客さまに喜ばれ、そして、選ばれる!!ことに近づくと考えています
それで、「お客さま創り時間」を増やそう!!と取り組んでいます
そのためには、そもそも、現在、どんな時間の使い方をしているのか知ることが必要です
定期的に時間の使い方を測定することで、「お客さま創り時間」を増やせているかどうかがわかるようになります
この「行動時間調査」ですが、No.1戦略コンサルタントである佐藤元相先生からランチェスター戦略をベースとした経営塾「あきない実践道場」で教わったんです
それから、たこ梅では、数年前から、4月と10月の年2回、どのように時間を使っているのかをスタッフさん自らが、行動時間調査をするようにしています
佐藤元相先生のランチェスター戦略をベースとした経営塾「あきない実践道場」のことはコチラ見てね!
→ ランチェスター戦略をベースとした経営塾「あきない実践道場」公式サイト
10月の行動時間調査をふりかえります
今回の店長会議では、10月に行った行動時間調査結果をもちより、会議メンバーでふりかえりました
お互いに意見を交換していると、どの店でも、ある程度、「お客さま創り時間」がとれるようになっています
ただ、少し増えている店やわずかに減っている店などがあります
そんな中、仕込みのパートさんを増やしたのに、お客さま創り時間が、ほとんど変わっていない店がありました
理論的には、お客さま創り時間は、大幅に増えてもいいはず、、、
どうして???って、不思議に思いました
別段、そのお店のスタッフさんがサボッっているわけではありません
かといって、仕込みの量が、大幅に増えた!!わけでもない、、、
スタッフさんは、全員、お客さま創り時間が大切なことは知っています
ただ、お客さま創り時間が突然できる(増える)と、「さて、何をやったらいいのか?」って困ってしまうという現実があることがわかりました
ふだんから、お客さま創りのために「○○をしたい!」「□□もできるよいいよね!!」「△△は、やっとかなくちゃ!」って、することリストがいろいろある、時間が生まれたら、あとは優先順位をつけ、やっていくだけです!
ところが、することが決まってないと、困ってしまいます
それで、そういう状況が起こらないように、スタッフさんの人数がふえると、本能的に仕事をメンバー全員でわりふっていたんですね
正直に言ってしまうと、仕事の効率は、より低下していることになっていたわけです
ただ、そうしたくてやっていたのではありません
サボりたい!楽したい!から、そうやっていたのではないんです
お客さま創り時間に、することがないのが「怖い」からなんです!
だったら、どうすればはいいか、、、
行動時間調査も、顧客の旅デザインマップも、作割表も繋がっている!
「すること」があればいいんです!
その「すること」は、どこからくるのか?
たこ梅では、ワクワク系マーケティングを提唱されている小阪裕司先生が開発された「顧客の旅デザインマップ」という、新規客、リピーターなどのお客さまの進化の状態ごとで、実施する取り組みや行動のシナリオを考えて行くツールを使っています
小阪裕司先生のワクワク系マーケティングのことはこちら!
→ ワクワク系マーケティング実践期公式サイト
この「顧客の旅デザインマップ」には、付箋にお客さまへの取り組みをいろいろ書いて貼りこみます
「見込み客さんには○○を!」「新規客さんには□□!!」などと、取り組み、行動のシナリオを付箋に書いて貼る!
それも、できるだけ具体的に!!
そうすれば、「お客さま創り時間」には、その取り組み、行動のシナリオを具現化する実践をしていけばいいんです!!
もちろん、自分たちが「やりたい!」「取り組もう!!」って思えることを付箋に書いて貼ることが重要!
自分でやりたいことは、なんとかやろう!って人はしますからね!!(^o^)
そうなると、やっと、次は、時間!です
つまり、「お客さま創り時間」を生み出そう!!って思えるようになって、その行動に繋がっていきます
時間を作り出すために、『作割表』という「その日、いつ、だれが、何をするか」をあらかじめ明示しておく「時間割」を作成します
その作割表に、例えば、「○○さんは、15時から1時間は、POPを作成する」と書くことで、他の時間と他のメンバーで、その日の作業が滞りなく済むように、時間割を決めたり、段取り・やり方を工夫してやっていくようになります
お客さま創り時間と作割表、顧客の旅デザインマップ、行動時間調査は、すべて、つながっているんです
それを図に書くと、上の画像のような関係になります
たこ梅で、これまで、作割表、顧客の旅デザインマップ、行動時間調査をやってきました
ただ、スタッフさんの目には、これらが、別々、各々で完結している取り組みに映っていたようです
それが、この日の11月店長会議の中の議論(というより意見交換かな?)で、お客さま創り時間と作割表、顧客の旅デザインマップ、行動時間調査は、すべて、つながっている!というのが、共通に認識されました!!
各々の取り組みをしっかりやることは、もちろん、大切です
それ以上に、すべての取り組みが繋がって見えると、なぜ、それをするのか? それをすることでどうなるのか?が、より大きな視点で捉えることが出来ます
すると、その先にある、より大きな目的が見えるようになります
これが、いつでも見えるようになると、行動の質がかわって、当然、結果の質が高まります!
この日、やっと、そこに行く道が見えた!気がしました
スタッフさんと一緒に、「そこ」へ行けるように、今日も、がんばります!!(^o^)v
関連記事
-
-
12月の現場会議~FUN倶楽部の新しい入部の仕組み~
日本一古いおでん屋「たこ梅」には、「たこ梅FUN倶楽部」なるものがあります 入部すると明るく楽
-
-
ビール工場見学「B40 たこ梅サミット 2019」開催!後編
もう、今年で5年目なんですね 早いものです 何かって言うと、たこ梅FUN倶楽部員さんと行くビール
-
-
早速、新梅田食道街 たこ梅北店のスゴロクのお知らせ看板が改良されてました!
先日、新梅田食道街 たこ梅 北店の店頭看板で、お客さまとスゴロクで日本一周、世界一周をして楽しもうと
-
-
お店のノートPCをSSD搭載PCに入れかえ!待ち時間減でスタッフさんのストレス減るはず!!
今から、5年ほど(正確には4年半くらいかな?)前に、たこ梅の各店のノートPCを配布しました ワード
-
-
大寒波に備えて、安全のため運搬車両をスタッドレスタイヤに履き替えました!
この週末、なんでも、40年ぶりの大寒波が日本列島を襲うんだとか、、、 大阪、どうなるんでしょうか?
-
-
たこ梅FUN倶楽部通信10月号の原稿制作中!ヤバイ、時間がねぇーーーー!!(@ ̄□ ̄@;)!!
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです たこ梅FUN倶楽部員さ
-
-
安心、安全に働ける「働きやすい」店について、ミーティングです!
春といえば、新入社員さんが入ってきたり、異動があったり、、、の季節ですね たこ梅でも、正社員さん、
-
-
「ドラッカーと論語」(安冨歩 著)を読んで気づいた、経営する上で大切なこと
昨年の年末頃に読んでいて、この数年で私にとって一番面白いって思ったのが、「複雑さを生きる~やわらかな
-
-
たこ梅FUN倶楽部員さんへのビデオレターの編集してます
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 昨日は、深夜、、、とい
-
-
6月19日は「父の日」です!たこ梅 北店のスタッフさんが、感謝の気持ちを込めてオリジナルの爪楊枝入れを作ってくれました!!
今週末となる6月の第3日曜日、6月19日は「父の日」です たこ梅には、昔から、お酒を出す店である関