令和2年の初行動探究セッションはスタッフさん8人と
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行動探求・メンタルモデル, 成長・発達, 面談・コーチング
今年の4月で丸三年続けたことになります
そう、たこ梅のスタッフさんとの行動探求セッションです
行動探求とは
行動探求(アクション・インワクワイアリー)とは、成人発達論をベースとした組織開発の大家であるビル・トルバート博士が提唱する人と組織を成長させる取り組みの総体です
詳しいことは、こちらの「行動探求」という書籍をご覧くださいね
ところで、われわれが取り組んでいるのは、行動探求の一部で、普段直面する自分にとって不愉快であったり不都合な出来事から、自分の中にある「枠組み(意識・無意識の前提/メンタルモデル)」に気づき、これを探求するものです
実際には、スタッフさんが不愉快、不都合に感じた出来事について、その状況、様子を会話形式で書き出します
それを「学習経路の6グリッド」(われわれは、単に「難しい会話のマトリックス」と呼んでいます)というフォーマットにしたがって、ふりかえり、探求していきます
これを行うことで、これまで、「あいつのせいだ!」「あんなことがあったから、、、」と思っていたのが、「本当は、自分の中に○○という枠組みがあったからなのか(目からうろこがぽろぽろ)」となるのです
この自分の中に実は存在したけど、それまで全く知らなかった枠組みに気づくことにより、新たな場所から、出来事に向き合うことができます
これが、学習理論で言われる2次ループ学習(1次ループ学習は単純な修正行動)です
これを続けていくと、ものの見方や捉え方がかわっていきます
そして、成人発達理論で言う『発達』段階があがって、世界が違って見えることになります
まぁ、こういったことのために「行動探求」にスタッフさんと取り組んでいます
令和2年は8名の行動探求セッションからスタート
令和になって初めてのお正月
たこ梅は、1月2日が仕事始めです
ですが、1月2日から5日の日曜までは、世間はお休みの会社が多く、梅田や難波は大勢の人出
お店も大忙しなので、正月連休明けの1月6日から、スタッフさんとの令和2年の行動探求セッションはスタートしました
そして、初日は、8名のスタッフさんと順番に行動探求セッションです
行動探求セッションでは、不愉快、不都合な出来事の時の会話を書き出すところから始まります
もう、2年半以上、この行動探求セッションを続けているベテランのスタッフさんは、自分たちで、会話のシートだけでなく、難しい会話のマトリックスもつくってきます
私とのセッションでは、その会話のマトリックスシートをもとに、より深く探求するとか、難しかった箇所を一緒に考えていくのです
行動探求(アクション・インワクワイアリー)がまだ日の浅いスタッフさんとは、不都合な出来事の会話のシートをもとに、一緒に、難しい会話のマトリックスシートをつくっていきます
そして、どんな枠組み(意識・無意識の前提/メンタルモデル)があるのかをともに探求していきます
それにしても、1日で、8名のスタッフさんと行動探求セッションするとひとつひとつに集中するので、終わったあと疲れがまとめてやってきます
ただ、この行動探求を継続することがスタッフさんの成長・発達につながるので、きょうもがんばります!!
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