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10年来のお客さまが娘さんのお婿さんと道頓堀 たこ梅本店に来てくれました!

公開日: お客さまの声, 親子代々

昔からのお客さまが、お子さんと来てくれはります
そんなときは、いっつも、子どもの頃の先代の話を想い出します

たこ梅が百年以上続いている理由(わけ)は?

私が小学生の頃、道頓堀の本店に遊びに行くと先代から、こんな話をよく聞かされました

「おい、テツ!
うちの店は、酒とかタコとか売っとんのんとちゃう!
うちの店はな、お父さんがお子さんを連れて来はる
そのお子さんが、大きゅうなったら、また、そのお子さん連れて来はるんや!
そやから、うちは、百年以上つづいとんやで!!」

お店も、私で五代目で172年ですが、それは、お客さまが、親御さんからお子さん、お子さんからお孫さんへと代々橋渡ししてくれはって続いているから、、、
そんな酒を酌み交わす『場』であり続ける限り、たこ梅は続くんやと思います

10年来のお客さまが娘さんのお婿さんと来てくれはりました!

昭和40年頃は、九州や四国、中国地方から、大阪に集団就職で来られる方がたくさんいらっしゃいました
たこ梅の店員さんも、九州や四国、中国地方からの方が、結構、いらっしゃったんです
また、住み込みで働く、、、というのも、よくあった話です
それで、「なにわ荘」というアパートを買い取って、そういった方の寮として使っていました

平成に入ると、寮では無く事務所としてつかっていたんですが、平成7年の阪神淡路大震災で傾きました
それもあって、10年あまり前、建て替えました
その時、工務店で部長をされいたのが、西尾さんです
本店の改修工事の時もお世話になっています
以来、定年で退職されてからも、親しくおつきあいさせていただいていて、ちょくちょく、本店に顔を出してくれはります

10年来のお客さま西尾さんが娘のお婿さんと来てくれました!

10年来のお客さま西尾さんが娘のお婿さんと来てくれました!

この前、店にいると、「アレ?西尾さんが若い人と飲んではる?」と思ったら、西尾さんが、
「娘の婿ですねん!今日、連れてきましてん!!」と嬉しそうに、いっぱいやりながら声をかけてくれはりました
お二人にご挨拶するとお婿さんが、
「お父さんから、たこ梅の話聞かされて、10年以上!連れてったる!いわれ続けて、やっと、今日、来れました!!」
と、こちらも、楽しそうに話してくれはります
このお婿さんところの二人目のお子さんが、うちの桃侍くん(六代目/小学2年生)と同い年
成長の様子は、西尾さんが、会う度に写真や写メを見せてもらっているので、よく知ってます
そんなんで、なんか、初めてのような気がしなくて、(おじゃましては悪いので)ちょっと間ですが、楽しくお話しをさせていただきました
そして、一緒に記念に撮影です!!

こうやって、お父さんが、お子さんを連れてきてくれはって、それが、続いていく!!
ありがたい!と同時に、こういう商売にかかわれて、私も楽しくなってきます
これからも、こんなお客さまがどんどん増えて、ますます、楽しいお酒を酌み交わす『場』であれるように、スタッフさんといっしょにがんばります!!

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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