産創館さんで組織活性化ワークショップに参加してきました!
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学習・研修&セミナー, 学習する組織
目次
昨日の土曜日は、午前中に仕事を片付けて、お昼からは、大阪産業創造館(産創館)さんで午後一杯、半日にわたって開催された「【組織活性化ワークショップ】“学習する組織”の第一人者によるコミュニケーション活性と対話」というワークショップに行ってきました
この日の講師の方は、マインドエコー代表 組織活性化コンサルタント 香取一昭先生です
4つの複雑性~静的な複雑性・動的な複雑性・生成的な複雑性・社会的な複雑性~
これまでは、課題や問題の解決に焦点をあてて取り組むのが普通でした
だから、問題を分析し、細かくバラバラにして見ていくアプローチです
改善活動などは、「なぜ?」を繰り返すことで真の原因にたどり着き解決策を生み出していきます
これは、優れたやり方であることは間違いありません
特に、最終的には要素に分解できるものの数が沢山ありすぎたり、その組み合わせがいっぱいあるような複雑な問題には、とても効果的です
種類の複雑性とかスタティック(静的)な複雑性といわれる複雑性です
組織、、、とはちょっと違うかもしれませんが、優秀な営業マンのスキルを手順や仕組みに分解して、他の営業マンができるようにする手法などはに、従来の観察・分析が基本になります
一方、組織にみられる人間関係においては、この種のアプローチではすぐ限界に来る、、、というか解決できません
因果関係が多重に、それこそ複雑にからみあい自分の行動が相手に影響をあたえたり、それにより問題自体が変化する「ダイナミック(動的)な複雑性」があります
また、今この瞬間の選択自体により未来が変わるというか生み出されていく状況では、「生成的な複雑性」があるといえます
そして、多種多様な立場、役割、目的や意図を持った人々が関わっていることから生じる「社会的な複雑性」があります
組織や人間関係においては、この「ダイナミック(動的)な複雑性」「生成的な複雑性」「社会的な複雑性」が立ちはだかるために、これまでの、データや分析に立脚した解決方法では上手くいかないのです
それでは、どうするのか?
その答えとして、今回のワークショップでは、組織活性化コンサルタントである香取一昭先生が、「ホールシステム・アプローチ」の考え方を紹介して下さいました
ホールシステム・アプローチによる対話の『場』から組織を変える
ホールシステム・アプローチとは、組織を変革するためには、組織の内部だけでなく、そこに関わる利害関係者(ステークホルダー)、関与者もいっしょに課題を共有し、議論ではなく対話(ダイアローグ)をするなかで、生成的に進むべき変革の道を見出そうする手法・アプローチです
あ、これは、私の理解なので、正確に知りたい!って方は、「ホールシステム・アプローチ」で調べてね(^o^)
ホールシステム・アプローチとして代表的なモノには、フューチャーサーチ、OST(オープン・スペース・テクノロジー)、ワールドカフェ、AI(アプリシエイティブ・インワイアリー)などがあります
半日のワークショップという時間的な制限もある中で、AI(アプリシエイティブ・インワイアリー)の4つのD(Discover, Dream, Design, Destiny)の中のファーストステップ「ディスカバー」で使われるポジティブ・ストーリーテリングを体験させていただきました
今回のポジティブ・ストーリーテリングの問いは「チームのコミュニケーションが最も上手く取れたと感じたときはどんなときでしたか?」です
この問いを中心に4名ずつのテーブルごとに対話しながら、話を深め、話者へポジティブフィードバックしていきます
このストーリーテリングの中で、私も含め、自己の体験の新たな面を発見したり、異なる認識を持って見ることができる経験をしました
学習する組織を創ろう!と思った理由(わけ)
今回、産創館さんのワークショップに関心を持ったのは、次に書くような経緯があります
平成20年8月のリーマンショック後、お店の売上が下がりはじめました
そして、下がり続け、上向く気配が見られません
途方に暮れていた平成21年の12月、道頓堀の本店にいくと暖簾の向こうに3人のお客さまです
おじいちゃん、お父さんと小学校高学年くらいのボクが、酒を飲んだりタコ食べてはる
この瞬間、「あ、これ、見たことある!!」って、衝撃が走りました
私が小学生の頃、本店に遊びに行くと先代が、たこ甘露煮や関東煮を食べさせてくれながら、
「おい、テツ!うちの店はな、たこ甘露煮や関東煮、酒を売ってるだけちゃう。
うちのお客さんは、代々、お父さんがそのお子さん連れて来はる。
そのお子さんが大きゅうなったら、また、お子さん連れて来はるんや!
そうやって、三代、四代のお客さんが、ぎょうさんいてはる!
このカウンターで、親・子・孫さんが並んで楽しそうに食べて飲まはるんやで!」
と、耳にタコができるくらい聞かされたあの光景です
「そうや、これや!これやからこそ、百年以上、続いてきたんや!
売上げちゃう!利益ちゃう!
こんな人と人が繋がれる場所、親から子、子から孫へと歴史を紡ぐ場所、つくりたいねん!!」
そう思ったんです
そして、私がやることは「百年後も、こんなたこ梅が、こうしてあることや!」ってわかりました
ただ、百年の間には、リーマンショックや神戸の地震、新型インフルエンザの流行とか、自分のせいやないけど、えらい迷惑を被ることはきっといっぱいある!
それでも、百年後あるにはどうしたらええんやろう?って悩むことになったんです
そんなときにたまたま読んだのが、MITのピーター・M・センゲ博士が書いた「学習する組織」という本です
ここに書かれている「学習する組織」ができたら、きっと、たこ梅は百年後もある!
よし!学習する組織にするぞ!って、平成22年3月に決めました
それから、調べたり、本を読んだり、研修をうけたりしながら、スタッフさんといっしょに取り組んできました
それでも、「学習する組織」だ!っていう実感にはほど遠い毎日です
それで、今回の産創館さんのワークショップが目にとまって参加したんです
学習する組織を目指して丸6年がたちましたが、今回のワークショップは、この6年をふりかえる機会にもなりました
今日から、また、学習する組織に、一からあらためて取り組んでいこうと思います!!
がんばるぞーーーーーー!!(^o^)v
組織作り、ホールシステム・アプローチ、学習する組織に関連するサイト
今日のブログを最後まで読んでいただいたってことは、組織作り、ホールシステム・アプローチ、学習する組織なんかに、きっと、強い関心をお餅なんだと思います
私が、研修やセミナーなどでお世話になったりしている組織作り、ホールシステム・アプローチ、学習する組織に関連するサイトをご紹介しておきますね
会議から組織を変える会議ファシリテーションやリーダーシップ研修でお世話になっている チーム経営さん
→ チーム経営さんの公式サイトはコチラ!
学習する組織の翻訳者でありシステム思考やリーダーシップ研修でお世話になっているチェンジエージェントさん
→ チェンジエージェントさんの公式サイトはコチラ!
→ 学習する組織の入門や解説のサイトはコチラ
→ 小田理一郎さんが2月3日に大阪で開催されるシステム思考トレーニング基礎編のサイトはコチラ!
→ 学習する組織を実際に構築するために役に立つビルトルバートさんの3月開催の「アクション・インクワイアリー」ワークショップ公式サイトはコチラ!
→ 小田理一郎さんが2月3日に大阪で開催される「アクション・インクワイアリー」の無料説明会のサイトはコチラ!
学習する組織の翻訳者のお一人である枝廣淳子さんのサイト
→ イーズ未来共創フォーラムさんの公式サイトはコチラ!
U理論の翻訳者であるU理論を使ったワークショップでお世話になっているPCIJさんとオーセンティックワークスさん
→ 日本のU理論の公式サイトであるPCIJさんはコチラ!
→ U理論を活用した内省やリーダーシップのワークショップなども手がけられているオーセンティックワークスさんの公式サイトはコチラ!
今回の産創館さんのワークショップでお世話になったマインドエコー代表 組織活性化コンサルタント 香取一昭先生のサイト
→ マインドエコーさんのサイトはコチラ!
→ マインドエコーさんの公式サイトはコチラ!(現在リンクが切れているようです)
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