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今、気になる2冊の本!「なぜ弱さをみせあえる組織が強いのか」と「最難関のリーダーシップ」

仕事をする上で、スタッフさんとどう関わるか、、、
どう関わると、スタッフさんの仕事のサポートを通じて、本質的なその人の成長・発達に貢献できるか?
それが可能となると、組織としての成長・発達が促進され、多種の複雑性(ダイナミックな複雑性、社会的な複雑性、出現する複雑性)にも立ち会うことができ、そこから、今を通して未来を創造できるようになる力が育まれていく!と私は考えています

それを端的に表すのが、このブログでも、しょっちゅう出てくる「学習する組織」です

私は、たこ梅の商売を通じて、たこ梅という店、組織が、このような「学習する組織」の道を進んでいけるよう学び実践しています

そんな中で、いま、気になっている本が2冊あります

それは、、、

気になる2冊の本

気になる2冊の本というのは、コレとコレです!!

1冊目は「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」

そのうち1冊は、先週から読み始めた「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)です

「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)

「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)

この本が気になっていた理由は、先日、ブログに書きましたが、再掲しておきますね

今回のタイトルが「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」です
お互いの弱みを見せあえるとすると、それって、自分を「さらけ出せる」組織、あるいは、「さらけ出す」文化があるということになります
すると、自分自身のことだけでなく、組織の中にあって、つい、「見て見ぬふりをしてしまう部分」や「その組織の常識にとらわれて見過ごす部分」などが見えるだけでなく、言い合えるようになるということか?

この前書いた元ブログ記事はコチラです!
「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)がやってきました!

この本のサブタイトルが、
すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる / Becoming a Deliberately Developmental Organization (DDO) 
です

これも、この本が気になってる理由のひとつ、、、

というのは、我々が目指す「学習する組織」では、冒頭に書いたとおり、仕事に関わる中で、2次ループ(さらに3次ループ)の学習が起こり、個人の発達が促され、発達段階の高い個人が混ざる中で、組織としての見方や捉え方が深くなって組織も発達し、それが、また、個人に影響して個人の発達が促される、、、という相互に影響を与えながら発達していくことをイメージして取り組んでいます
この本のサブタイトルを見ると、なんか、我々が目指す学習する組織にヒントがありそうでしょ!

2冊目は「最難関のリーダーシップ」

さて、もう1冊の気になる本は、9月に発売になるそうですが、「最難関のリーダーシップ」(ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー、アレクサンダー・グラショウ 著)という本です

最難関のリーダーシップ(ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー、アレクサンダー・グラショウ 著)

最難関のリーダーシップ(ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー、アレクサンダー・グラショウ 著)

邦題は「最難関のリーダーシップ」ですが、原題は「THE PRACTICE OF ADAPTIVE LEADERSHIP」なんです
直訳すると「適応的リーダーシップの実践」です

ロナルド・ハイフェッツというと、企業における課題(問題)を「技術的な課題」と「適応を要する課題」に明確にわけて考え取り組むべきだ!と提唱したことで有名です

【技術的な課題】
・解き方がすでにわかっている
・問題を解決するためにどのような技術を習得すべきかわかっている
・必ずしも簡単な問題とは限らない(が、複雑な数式がそうであるように既にある知識、技術を適切に使用すれば必ず解くことができる)

【適応を要する課題】
・既存の思考様式では解決することが出来ない(難しい)
・個人や組織として思考様式をあらため、それに基づいて行動の修正を繰り返す必要がある

私が、学習する組織を創ろう!と思ったきっかけは、平成20年9月のリーマンショックです
リーマンショックって、私のせいじゃないのに、これを景気にそれまで順調だった売上が下がり始めました
既存のマーケティングでは上手く行かない世の中が来た、、、と感じたんです

ただ、既存のマーケティング以外にやり方を知らず困っていたとき出会ったのが「学習する組織」という考え方で、「これや!!これやったら、地震が起こっても、リーマンショックみたいなんが来ても、新型インフルエンザがはやっても乗り越えていける!百年後に、たこ梅はある!」って思って、学習する組織の構築に取り組み始めました

冒頭にも書いた多種の複雑性(ダイナミックな複雑性、社会的な複雑性、出現する複雑性)に普通に出会うようになってきています
これに向き合えるのが学習する組織ですが、その中で、個人に起こることが、ある側面で見ると「適応を要する課題」に取り組むことと言えます

そして、「最難関のリーダーシップ」は、原題「THE PRACTICE OF ADAPTIVE LEADERSHIP / 適応的リーダーシップの実践(原題の直訳)」が、この「適応を要する課題」に取り組むヒントになると期待して気になっているんです

まぁ、そんな感じで、まず、「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)を読み進め、9月になったら、「最難関のリーダーシップ」(ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー、アレクサンダー・グラショウ 著)を読みたいと思います

 

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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