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床下で1年寝かせた おばあちゃんの自家製梅酒、本日、始まりました!

公開日: 酒・ビール・飲み物

気象庁の予測では、今年の大阪の梅雨入りは、1週間後の6月7日ころだそうです
梅雨の雨も大事なんですが、じめじめ、べとべと、、、やっぱり、いやなもんですよね
ただ、そういう時期になると、すっきりさわやかな飲み物が、旬になって登場もするのです
世の中、よくできてる?(笑)

小さい頃から、おばあちゃんと一緒に梅酒をつけていました

もう、40年以上前になりますが、6月の今自分になると、ばあちゃんが、毎年、梅酒をつけてました
小学校に入る前の私も、一所懸命に、お手伝いしてたんです

梅酒名人の三代目女将「岡田ウメ」です

梅酒名人の三代目女将「岡田ウメ」です

あ、この人が、わたしのおばあちゃん!
たこ梅の三代目女将「岡田ウメ」です
名前が「ウメ」だからってわけじゃないんですが、おばあちゃんの梅酒、めっちゃ旨かった!!

いまなら、その理由、わかります
梅酒をつくるときの口癖でしたから、、、
「梅はケチケチしたらあかん!パーッといっぱいつかうんやで!!」
っていうのが!

床下で1年寝かせた自家製梅酒が今年もスタートです

そんなウメばあちゃんに教わった作り方を守って、私も、毎年、梅酒をつけています
和歌山でとれた古城(ごじろ)梅という大粒梅をそれこそたーーーぷり使って、あとは、焼酎(ホワイトリカー)と氷砂糖だけでつくります
大粒の梅をつかうと、梅の果汁がたーーーっぷりとでて、さらに、美味しい梅酒になるから!

そんな梅酒ですが、つけてから寝かせるのが大事!!
おばあちゃんは、夏は涼しく冬は凍てつく寒さから守られてる床下に、ずーーーっとおいてました
それで、仕込み場をやり直したとき、梅酒専用にたたみ1畳はある床下収納をつくったんです
そこで、梅酒を1年間、じっと寝かせて熟成します

1年床下で寝かした自家製の梅酒です

1年床下で寝かした自家製の梅酒です

今年も、そんな自家製の梅酒が仕上がりました!!
毎年、2ヶ月前後でなくなるので、「梅酒、好き!!」って方は、今日、明日にでもお店によって、
「梅酒!」
って、カウンターに立ってるスタッフさんに注文して下さいね!

梅酒には梅の実をいれることも出来ます!(もちろんサービスで!!)

それから、私、おばあちゃんのつけてくれた梅酒の梅の実を食べるのが大好きでした
プックリと丸くふくらんだ梅の実です
よくシワクチャになってる梅酒の梅の実がありますが、あれは、氷砂糖が一気にとけて周囲のホワイトリカーの糖度が上がって梅の実から水分が吸い出されてしまったからです
それで、うちの梅酒では、ちょっと手間ではありますが、次の2つのことをやってます

【梅酒の梅の実をプックリとさせるコツ】
・氷砂糖は出来るだけ大粒のものを使う(ゆっくり溶けてもらうため)
・氷砂糖は、2週間から1ヶ月あけて2回に分けて投入する(ホワイトリカーの糖度上昇をゆっくりにするため)

錫の焼酎コップにいれた自家製梅酒と梅の実

錫の焼酎コップにいれた自家製梅酒と梅の実

そうすると、この写真のようなプックリふくらんだ梅の実になります
ちなみに、この画像は、ホワイティうめだ(地下街)にある たこ梅 東店のお客さまが、ツイッターにあげられていたのをおことわりして、使わせていただいてます(^o^)

うちは、自家製なので、梅の実もたくさんあります
なにせ、「梅は、ケチケチせずパーッといっぱいつかえ!」って、おばあちゃんの教えを守ってますから(笑)
ご希望で、お店で梅酒をご注文の時、梅の実も入れさせていただいてます
もちろん、サービスなので追加料金なんてありませんよ

「梅の実、大好き!」「うれしーーー!!」って方は、梅酒をご注文のときに
「梅酒、梅の実いりで!!」
っていって下さいね!

ただ、梅の実にも、さすがに限りがあるので、出払っちゃったら、そんときはゴメンナサイ!!<(_ _)>

さぁ、今年の梅酒もはじまりましたが、あと1週間か10日もすれば、来年用の梅酒をつける作業が始まります
がんばるぞーーーーーーーー!!

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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