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そうだ!現場面談やろう!!3月から始まりましたぁ~

毎月やってるいわゆる定例の会議っていうのが、たこ梅には2つあります
ひとつは店長会議で、もうひとつが現場の若手スタッフさん中心の現場会議です

2月の現場会議で、こんなことが決まりました、、、

そうだ!現場面談やろう!!

何かをやったら、その結果を記録し、そこで、どうたったのか?どうしていけばいいのか?を考えることって大事です
そんな事は、たこ梅のスタッフさん、よくわかってます
ただ、なかなか、記録をつけられない、、、
実際、何度も、「ちゃんとやろう!」「ちゃんとやるぞ!」っていいながら出来ていなかった、、、

そこには、その結果を記録する「意味」「意図」がしっかりと分かっていない、伝わっていないということ、また、スグに記録できるようになっていないという「構造」の問題が潜んでいました

2月の現場会議、意見が飛び交います

2月の現場会議、意見が飛び交います

そんなことが、先月、2月の現場会議で、つまびらかにされていきました
その経緯も含めてブログにも書いているので、興味のある方はご覧下さいね!
→ 2月の現場会議~出来てないことを出来るようになるためには?「意図、構造、行動への埋め込み」を!~

2月の現場会議の会議メモ、氷山モデルにダニエル・キム博士の「成功の循環モデル」も登場

2月の現場会議の会議メモ
氷山モデルにダニエル・キム博士の「成功の循環モデル」も登場

そして、決まったことが、現場会議の前に「現場面談」(現場会議前の事前面談)をするということです
実は、店長会議では、数年前から、「店長面談」(店長会議前の事前面談)をやっています

毎月の店長会議ですること、取り組みが決まっても、なかなか上手くいかないとか、店長会議の報告のまとめかたをどうすればいいだろうか?なんて声が出てきたんです
それで、店長さん(現在は店長さんと各店のリーダー格のスタッフさん)と店長会議前に面談をすることにしました
そこでは、基本的に店長さんからの会議前の発表や取り組みの進み方についての課題について話し合い、店長会議までに、店長さんがまとめられるようにしています

この仕組みと同じようなことをしばらく現場会議でもやろうということになったのです
現場会議での課題や決まったこと、次回の現場会議に持って行きたいことなどを事前に私と話をすることで、方向性を見いだしたり、スタッフさんなりに整理できるようになることが目的です

で、今週、初の「現場面談」がスタートしました!!

現場面談が始まりました!

今週、まず、新梅田食道街にある たこ梅 北店と分店の現場面談がありました
現場面談には、次回の現場会議に出席するメンバー(たこ梅のスタッフさん)がやってきます
お店によっては、2,3人で持ち回りで会議に出席している場合もあるので、その時は、次回の出席メンバーが現場面談に来ることになっています

たこ梅分店の峯松さんと現場面談です

トップバッターは、新梅田食道街 たこ梅 分店のミネッチこと峯松さんです

たこ梅 分店の峯松さんと現場面談です

たこ梅 分店の峯松さんと現場面談です

いくつか話題がありましたが、2月の現場会議での課題である「記録」について、現場面談のなかで、いくつか峯松さんが気づいたことがあったようです
実際、毎月の決まった記録が出来ているかどうかを尋ねると、できていない、、、_| ̄|○

で、どのようにできていないのか?を尋ねると、、、
「構造に問題があって、特定のスタッフさんに任せて甘えてしまっていることがあります」
との返事です

正直、二つ驚きました!

スタッフさんからシステム思考の「氷山モデル」の考え方が登場!

ひとつは、私が、昨年くらいから、面談や会議で何度も言ってるうちに、伝わって自分の言葉としてつかってくれたこと!
それは、、、

システム思考の氷山モデル

システム思考の氷山モデル
(チェンジ・エージェント社より拝借)

上の2月の現場会議メモの画像にもあるシステム思考でいう氷山モデル、、、
ここに描かれている「構造」です
「出来事」「行動・パターン」「構造」「意識・無意識の前提」という氷山モデルが、かなり浸透してきたようです
いや、これは、素直にちょっと嬉しかったです(^o^)

面談で出てきた「記録」するための3つのポイント

もうひとつは、ちゃんと誰かに任せてしまっているという事実だけでなく、そこには、「甘え」があることをちゃんと認識できていることです
これが、1つ目のちゃんと記録するためのポイントでした

さらに、「で、他に何かありますか?」と尋ねると、、、
「これも、構造ですけど、記録用のシートがスグに欠けるところにない、、、しまわれていて、すぐ書けないので、これを書けるところに置く(という構造をかえる)ことが必要だと思います」
2つ目のポイントがでてきました

さらに、「他になにかありますか?」ときくと、
「(記録が)出来てる店にどうやっているのか聞きにいったとき、(記録用の)シートを見せてもらうと、自分たちは記録しやすくつくったつもりだったが、もっと、使いやすいフォーマットにしてつかっていました」
という3つ目のポイントもでてきました

現場面談でやってること

ここまで来ると、何をどうすればいいか明確です
読み返してもらうと分かると思いますが、わたし、「何をどうしろ!」とはひとことも言ってません
簡単ないくつかの質問をしただけです

どうすればいいか、、、の答えは、すべて、峯松さんの中からでてきたものばかり!
正確に言うと、峯松さんを通して たこ梅 分店のスタッフさんの中にあったものばかりなのです
ただ、自分の中にあっても、それをうまい具合に取り出すとか、整理してわかりやすく並べ直すというのは、相当にたいへんです
そんなとき、誰かが、話し相手になって聞いていけば、自ずと頭も整理されて勝手に答えが見つかります

こうやって、現場面談をすることで、会議で決まったこと!が、実行されるようになっていきます
それだけでなく、その課程で、自分の思考プロセスや行動をふりかえり、学びが発生します
つまり、「学習」するプロセスが、現場面談という仕組みの中に埋め込まれているんですね

こういうことを続けていくと、たこ梅の組織としての目標である「学習する組織」に近づくのかなぁ、、、なんて思ってます

たこ梅 北店の北川さんとも現場面談です

つづいて、新梅田食道街にある たこ梅 北店の北川さんとも現場面談でした
北川さんは、月末から取り組むことになっている企画がテーマでした

たこ梅 北店の北川さんと現場面談です

たこ梅 北店の北川さんと現場面談です

やろうとしていることは、「うん、そうだよね!ちゃんと、考えてるよね!!」っていうところにいます
ただ、正直、意図がちゃんと受け手であるお客さまに伝わるか?
そこが問題でした

というのも、「どんなお客さまに」「何を伝えて」「どういう行動をとっていただきたいのか?」ということが、わかってはいるけど、まだ、ぼんやりしていたからです
ここでも、いくつかのことを尋ねる中で、これらを明確にしていきました

あとは、お店に持って帰って、他のスタッフさんと相談して実際に行動していっていただけると思います

来週は、本店と東店の現場面談があります!!
こちらも、楽しい創造的な時間となるよう全力でがんばるぞーーーーーーーーー!!(^o^)v

 

 

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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