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「売上」は、いい!悪い!と見るのか?お客さまの行動として見るのか?

毎月、各店の店長さん、スタッフリーダーさんとは、月1回、1時間の面談をやっています
先週は、本店、北店、分店の店長さん、スタッフリーダーさんと面談でした
今週は、東店の岡店長と面談をやってました

たこ梅 店長さんと月1回の面談

この日は、岡店長の方から、11月のお店のスタッフさんのことや、運営のことから、話がスタートです
現状の取り組みや来月(12月)のことについて、意見を交換していきます

たこ梅 東店の岡店長と面談

たこ梅 東店の岡店長と面談

岡店長は、お店のことを考えてくれていて、現場で取り組んでいること、そこでの現場の声なども、どんどん、話してくれます
ひとつひとつ、二人で一緒に意見を交換しながら、面談をすすめていきます

「売上」は、いい!悪い!と見るのか?お客さまの行動として見るのか?

そして、売上(たこ梅では、いわゆる売上のことを店内用語では「買上」といっていますが、このブログ記事では、一般的な「売上」を使用しますね)についても、話をします
10月、そして、11月は面談日までの状況で言うと、どの店も同じ傾向でしたが、対前年同月比で約10%売上が低くなっています
で、この「数値」を見て、どう考えるか?が、このときのテーマでした
売上が昨年同月に比べて10%低いというのは、数字上の「事実」です
誰が見ても同じです
ただ、よくいわれるのは、これを見て「売上が悪い!」ですよね
これって、すでに「悪い!」という「解釈」が入っています
そして、往々にして、「なんとか、売上を上げろ!」なんて話になります(笑)
実際、そんなことをしても、簡単に売上は上がらないし、上がるともっと危険です!
おそらく、実際に行われるのは、お客さまへの過度な「売り込み!」であり、お客さまにイヤな思いをさせて、その後のリピーターを失うということが待ち受けています、、、

この対前年同月よりも売上が10%低いという数字を昨年よりも「お客さまに10%選ばれていない!」と見たら?ということを話し合いました
新規さまに10%選ばれていないのか、常連客さまの来店頻度が10%下がっているのか、店内での単価が10%下がっているのか、、、
実際には、これらの組み合わせでしょうが、いずれにしても、「お客さまの『選ぶ』という行動が10%少ない」という、人の行動に着目した見方をしてみよう!ということです
「売上」は、いい!悪い!と見るのか?それとも、、、お客さまの選択行動として見るのか?

売上をお客さまの行動結果として見ることからの取り組み

そうすると、次の取り組みが見えてきました
先週の分店の店長面談の時、同席していたリーダー格のスタッフさんから出た意見が元々なんですが、売上状況を店長さんだけでなく、スタッフさんも必ず自分で見て、月に3回、店内で、思ったこと、気づいたことなどを意見を出しあい共有するということです
もちろん、売上は、お客さまの選択行動の結果の現れである!という視点からです

たこ梅では、パートスタッフさんも含めて、だれでも、日々更新される売上データを見られるようになっています
ただ、実際、ちょくちょく見ているのは店長さんだけ、、、というのが現状です
それを月3回というルールを自分達で決めて見る、、、つまり、売上の変化をお客さま行動の変化として捉えて、意見を交換して共有すると同時に、売上というお客さま行動の指標を意識していこう!ということです
もちろん、そこから、どんな行動をとっていくのか!になるのですが、スタッフさんに、どこまでみんなでやっていける?と尋ねたとき、「意見交換と共有まではできますが、次の行動を考えてスグ取り組むところまでは、継続できる自信がありません!」という正直な声が出ました
一見消極的に見える意見ですが、そういうことも「場」に出せる、同時に、自分達の現状をちゃんと見ているということが感じられて、私は、嬉しかったんです
もちろん、「じゃあ、それで継続してくださいね」とお願いしました
これを数ヵ月続けると、きっと、自分達から、次の行動に取り組むスタッフさんも出てくるだろうと思います
そういったところをしっかり見守りながら、サポートしていこうと思います
やっぱり、一緒に仕事をするって楽しいですね!

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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